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令和 2年第3回定例会 (第2号 9月 7日)

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  1. 高野町議会 2020-09-07
    令和 2年第3回定例会 (第2号 9月 7日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    令和 2年第3回定例会 (第2号 9月 7日)                令和2年         第3回高野町議会定例会会議録(第2号)        第2日(令和2年9月7日 月曜日)          午前9時30分 開議     第 1 一般質問 2 出席議員(10名)    1番 大 西 正 人         2番 松 谷 順 功    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 至 子
    5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長      和 泉 ひろみ   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前9時30分 開議 ○議長(大西正人) 皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 皆様、おはようございます。  本日、6番中前、議長より質問の機会をいただきましたので、質問させていただきます。  1つの質問としましては防災について、もう一点は、高野山総合診療所についてでございます。  1点目の防災について、このことにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大予防を考えての避難所運営の内容を聞きたいと思います。台風接近時の役場の体制、避難所活動、また福祉健康体制のことを聞きたいと思います。このことにつきましては、高野町議会では録画でのインターネットの中継もされておりますので、住民の方々にもよく分かるような順序立ててお聞かせください。台風接近時による暴風雨を予想されたときの通常の防災体制、また本年の新型コロナウイルス感染拡大予防の避難所の中のことですけれども、住民が安心して避難活動できる、このことを聞かせてください。  2点目につきましては、高野山総合診療所についてでございます。町長におかれましては、高野町住民の健康を常に考えての対策を進めていただいているところではございますが、そこで本年、大病を防ぐためにと高血圧ゼロのまちの宣言をしていますが、町長、町職員の皆様の血圧の状態の数値はいかがでしょうか。また、町民への健康づくりの広報についてもお聞かせください。  さて、住民の皆様の健康を願っていますが、病気により体調不良になった場合には、高野山総合診療所、また富貴診療所において、先生、医師の診察、治療により、また看護師の皆様の助けもあって回復し、元気な元の体を取り戻すことができることはとても喜ばしいことであります。それで、高野山総合診療所では最新の機器を入れていることでございますけれども、検査できるような設備をしていることも安心の1つであります。もし台風到来時、建物の不安などはありませんか。また雨漏りの心配などはないか、そこを本日は聞きたいと思います。  また停電時のときですけれども、もし停電時のとき、自家発電の点検整備のことはどうですかね、不備はないでしょうかね。幾ら最新の機器であっても、電気に不備があれば使用はできないのは当たり前です。今の現状で安心できると受け取ってよろしいですか、そこを聞きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) おはようございます。  ただいまの防災対策についての分で、防災のほうから御説明させていただきます。  ちょうど今台風が接近、来ておるわけなんですけれども、まず台風接近時の役場の体制、それから一連の対応ですね、そこについて説明させていただきます。その後、今回、今年新型コロナというのがありましたので、その感染予防ということについて触れさせていただきたいと思います。  まず、これまで一般的な台風対策なんですけれども、役場の防災体制ということをまず御説明させていただきますけれども、その体制には大体6段階ございます。まず情報収集体制、それから警戒体制、ここには1号、2号というのがあります。その次に配備体制、ここにも1号、2号というのがあって、その次に災害本部体制、以上6段階その体制というのがあるわけです。これはその時々、状況によって入っていくわけなんですけれども、まず、台風が来るよというようになって一番最初に入るのは、まず情報収集体制、それはうちの防災室、防災危機対策室のほうで台風についての情報を収集して、その後どういうふうに対策をとっていくかというところでやっております。  その情報収集していく中で、住民さんに対してお伝えするほうがいい、したほうがいいなというような情報とか注意喚起ですね、そういうようなことがあれば、防災無線であったり、あと知らせてネットとか、そういうツールを使って情報をお伝えすると。今回の10号につきましては、その経路というのがもう九州のほう、遠いところで、直接高野町には影響がないというような気象台からの回答とかもありましたので、メールで和歌山県の気象情報というのを何回か入れさせてもらっております。  そういうことで、情報の配信、注意喚起というのを初期の段階で行っております。それで状況によっては周辺地区、高齢者とか多い地区らもありますので、そういうところの町内会長さんに対して直接お電話したりしながら、情報を伝えておるようなところです。そして台風がさらに接近するという段階になれば、役場の庁舎内でも当然情報共有というのを行います。  それで和歌山県に最接近するような2~3日前ぐらいになりますと、和歌山の気象台のほうからも、いろいろと台風の見通しの資料というのが送ってくるようになりまして、それに基づいて課長さん方にも集まっていただいて、臨時の課長会というのを招集しまして、その台風に対してどのような対策をとっていくかというのをあらかじめ決めておく。いつ頃和歌山県に近づく、それから大雨が降ってくる、警報が出そうというような気象台の見通しの資料を参考にして、これやったらいつ頃に避難情報、避難準備情報ですとか避難勧告が必要やなというようなところで、そういう見通しを立て、それを実行するには職員さんに何時頃に集まってもらおうかというようなところを、あらかじめシナリオを想定すると、その想定の下で各職員さんにも準備をしていただく。特に週末が絡みますと、やはりどこかに出かける予定をしている職員もいますので、そういう不要不急の外出というのは控えてもらう。そして町の防災体制に備えてもらうというところで情報共有をしております。  それがシナリオどおりに進みますと、そのシナリオに沿って職員を召集し、そして避難情報の発表に備えて避難所の開設の準備を行う。シナリオがずれてくれば、当然またそれに合わせて変更はするんですけれども、そういうところで、事前にもう早め早めの避難情報の発令と、それから避難所の準備というのを心がけて対応しているところです。  避難情報を今度発令するということになりますと、防災無線、それから携帯に緊急速報メールエリアメールというのが届いているかと思うんですけれども、そういうツールを活用する。それから県の防災情報システムというのがあるんですけれども、それにそういう情報を入れますと、Lアラートといいましてテレビの上にテロップがいろいろ流れるかと思うんですけれども、そういうところにも、高野町が何時何分に避難情報出したというふうな情報が流れるようになっておりまして、それによって住民の皆様にも理解していただくということになります。  そして、その今度避難所開設、もうその時点では避難情報出した時点では、避難所は開設できている状況ですので、避難者の方も自分でそこに来られる方もおられれば、なかなか来れない、そういう方には送迎を行う、そういうことは事前に町内放送とかする中でも、この避難所を開設したという情報を伝える中でも、自分で避難できない方は役場へ御一報くださいと、送迎させていただきますというようなところで対応をしています。  ここからが、今回コロナというところでの感染対策というのが入ってくるんですけれども、まず、来られる方に対しては体温チェックですね、非接触の体温計も幾つか、避難所分はうちのほうで購入しておりますので、それによって来られる方については体温チェックを行うと。あとは消毒ですとかマスク、マスクも御自分でしていただくというのが基本かなと思うんですけれども、もしお忘れの方については、うちのほうでもマスクはある程度用意しておりますので、避難所の中ではマスクの着用の徹底をしていただく。それから消毒、手洗いですね、手洗いの徹底をしていただく。あと、中に入ったときにはスペースの確保というのが大事かなと、基本になってくるかなと思いますので、大体できれば2メートルあけていただく、それが無理であれば1メートルぐらい、少なくとも1メートルぐらいをあけられるような配置で入っていただくというようなところです。  その場合には、うちのほうでも間仕切り、パーテーションというのは用意以前からもしております。テント型の今の在庫備蓄数ですけれども、2メートル2メートル四方のテント型の簡易テントというのは100張りあります。それから先日から県のほう、県のほうも、今回この感染予防についてかなりの予算をつけて対策をとっていただいております。うちのほうが県のほうに配布の要望は5,400枚というので出しておるんですけれども、今現在、8月26日に第一便として納品されたのが2,800枚ございます。これは区画数でいえば2メートル2メートルの区画が大体400区画できるという数量になります。残り2,604枚ほどになるんですが、これはまたこの後、本年度内には納めていただくんですけれども、納期はちょっと今未定というふうになっております。  そういうことで、避難所での感染予防というところで、避難所備品としてうちのほうが今用意しているのは非接触の体温計、マスク、アルコール消毒液、薬用石けん、使い捨ての手袋、そして間仕切り、パーテーションというところで、これらを有効に活用しながら感染予防に努めていきたいなというふうに考えております。  それから福祉健康体制ということで、避難者の健康管理ということかなと思うんですけれども、これにつきましては、保健師が必要に応じて巡回をしていただいて、避難者の健康管理、それから不具合のある方がおられないかというようなところをチェックするというふうになっております。これが一連の流れと、今回のコロナ感染予防というところで対策として考えているところです。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今、室長から詳しく聞かせていただきまして、県との連携もとっているし、また町は町でしっかり考えて、住民に不安を与えないという意味での行動をとっていただいているのはよく分かりました。町内会長イコール防災会の会長さんになるかと思うんですけれども、その会長さんとの連絡に関しては、今後不備のないようにといいますか、連絡は途絶えないような、そういう形をとっていくのが高齢者の方を見守る上で大事かと思います。そのことについて、台風が迫っているからはもちろんですけれども、それ以外にも、そういうような活動があれば聞かせてください。避難所の運営とかで町内会長さんにも来てもらって話をしているとか、そういうことはいかがですかね。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 確かに今、町内会長さんが自主防災会の会長ということで兼ねていただいているところがほとんどです。その方との、こちらとのいろいろ意思疎通というのをしていかんといけないなというのは十分自覚しておりまして、まず、毎年、特に高野山地区については1年ごとに町内会長さんが替わるというのがほとんどというところで、うちのほうで開催します避難所運営リーダー養成講座、これはぜひ受けてくださいねというところで、毎年2月に連合町内会長会議がございますが、その中でお願いはしております。  あと、特に高野山地区の町内会長さんを集めて、今まではちょっと防災懇親会的なことを開催したりというようなところでさせてもうてきております。そういうところでいろいろ御意見いただいたりとか、顔の見える関係をつくりたいなというところでやっております。  あと、周辺地区の町内会長さんにつきましては、複数年されることが多いので、かなりもう顔の見える関係というか、意思疎通というのはできてきているかなというふうには思っております。ちょくちょく電話連絡しますので、そういうところではいけてるかなと。一番気になるのがやっぱり周辺地区が気になりますので、避難するにしても、その地区の中でとどまること自体が危険ということがあるので、特に避難情報出したときは、もうこの高野山に上がってきてほしいというふうにはお伝えしたりはしてるので、できれば職員を迎えに行かせるので、もう高野へ上がってきてくださいよというふうなことはずっとお伝えはしてきております。そういうとこで、これからも町内会長さんとかとは顔の見える関係を築くためにも、少なくとも年1回はそういう形で集まっていただいてお話しする機会を持ちたいなというふうには考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 本当にありがたいことです。顔の見える関係づくりというのにも取り組んでくれておりますので、それは住民としては非常にありがたいことだと思います。  それと、役場のほうで職員さんが本庁には詰められた折には、防災室長が常にこの気象状況を見ながら皆さんに指示していただいてる姿を拝見させていただいておるのは、私も常々感謝しているところです。  そういう面から、今後どのような大きな台風がやってくるか、また台風以外にも、台風じゃなくても豪雨というような異常な気象状況のこの近々起こっている中で、より一層防災の人には住民の方のことを考えていただいておりますので、職員の皆様も室長と同じような気持ちを持って、住民を守るというような意味での活動を今後ともできるような体制づくりもよろしくお願いします。防災に向けての活動本当に御苦労さまです。また、協力できることがあれば協力し、また住民の方同士でも協力しあって、住みよい防災づくりのまちづくりを今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとうございます。以上です。  2点目、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 6番議員さんの質問について御説明いたします。  まず1点、高血圧ゼロまち宣言に関してですが、この事業に関しましては福祉保健課が主体となっておりますので、後ほど福祉保健課のほうから説明していただきます。  当診療所で考えます高血圧については、高血圧ゼロまち宣言において多くの方が自分の体に興味を持っていただき、また健診を受け、その結果を持って医療機関等を受診し、一度相談しながら早期に治療を進めていただく、そのように考えております。  2番目といたしまして、町民への広報についてですが、8月28日発行の広報高野9月号より医師等のコラムを開始しました。皆さん御覧いただけましたでしょうか。できるだけ分かりやすくするために、質問形式QAとして町の、今回ですね、QAとして今回はコロナウイルスの予防編として田中院長代理のほうから、広報のほうを掲載させていただいております。そして診療所としては町の知らせてネット、ライン、診療所のフェイスブックなども活用しておりますので、ぜひ御覧ください。  それと、町民向け講座に関しまして、高野町健康長寿のまち宣言、高血圧ゼロ宣言を踏まえて、可能でありましたら健康講座の開催を進めていきたいなとは考えております。コロナの関係もございますが、少人数でできればということで、今院内のほうで検討中ですので、もうしばらくお待ちください。  次ですね、台風到来時について建物の不安な箇所はございませんかという質問でございます。この9月議会におきまして、補正予算として蒸気管改修工事と詰所上屋根の雨漏りということで、工事費を上程させていただいております。今年の長梅雨において詰所上の屋根、すり鉢ではないんですが、水がたまるような屋根になっておりまして、そこから雨漏りがありました。2階の詰所の半分がちょっと雨漏りでぬれてしまいまして、床のほうも水がたまっていた状態になりました。職員で応急処置としてブルーシートを用いて屋根を覆い対応したんですけれども、毎日のこの長梅雨の雨がありまして、水抜きが非常に大変だったということから、今日のような台風が近づいておりますので、改修工事をして詰所の雨漏りの改修に努めていきたいと思っております。  そして、蒸気管改修工事はこれはボイラーになります。1階の診察室、1診の診察室とカメラ室ですね、カメラ室のところのボイラーが、点検しましたらもう蒸気が吹き出る状態で機能しませんでした。そのことから、今回同じように補正で上げさせていただいております。  そのほかレントゲン室になります。ここが一番、先ほど議員もおっしゃっていただいてたように、高級な検査機器が入っております。レントゲン室のほうもちょっと壁沿いに水のほうが流れておりまして、一旦はどこからの水かが分からなかったので、横壁のほうをちょっと簡易に詰め物をさせていただきましたが、それでもまだ雨がある場合は流れてきますので、ちょっと検査のほういたしまして可能であれば屋根全体ですね、屋根全体の雪止め、そして排水管の排水溝が四方にあるんですけれども、その劣化等も見受けられるので、できたら新年度予算で屋根の塗り替えというんですかね、等を検討していきたいと思っております。  今現在は応急処置としましてレントゲン側の排水のところを掃除をしまして、その後、ちょっと簡単な防水を改修工事でなしに修繕費がありましたので、その修繕費で賄える部分で一部はしておりますが、全体的に屋根を見ましたら、あっちこっちちょっと劣化しているところもございますので、今後いろいろなことを考慮して、医療機器が大変な状態にならないように改修工事を進めていきたいと思っております。  議員がおっしゃっていただきました停電時についての発電はどうかという御質問をいただきました。高野山総合診療所の発電機は、高野山病院から使用しておりまして、約25年経過しております。停電の際、一部稼働しなかったこともあり、修繕、修繕を重ねております。今現在の発電機が非常に古いこともあり、部品がなかなか手に入らない状態になっております。今回買い換えも視野に入れて、電気量の調査を今回の補正で上げさせていただいております。適正な電気量を調べて、必要なところに発電の電気が回るように新年度でとっていければいいかなと思っていますので、やはり大切な機器、そして住民の皆様に安心していただくために、少しずつですがいろいろ検査をして適切に修繕等努めていきたいと思ってます。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) おはようございます。  福祉保健課のほうからも、6番議員さんの質問に対して御説明をさせていただきます。  まず、高血圧ゼロのまちプロジェクトについてでございますが、6月の事業開始を受けまして、まず2週間血圧測定にチャレンジということで多くの方に血圧計をお貸しし、測定していただく事業を開始しております。進捗状況をお話しさせていただきますと、今のところ済んでいるのが224名、まず住民の皆さん、事業所、各事業所のほうで取り組んでいただく前に、町長初め町職員から取り組んだわけでございます。そして町民の代表であられる町会、町議会議員の皆様にも取り組んでいただいたと思います。御協力いただきましてありがとうございました。  その中で、まず個人、個人の血圧のデータにつきましては、個人情報にも当たるかと思いますので、お答えは控えさせていただきたいと思います。ただ、今回の血圧測定の中で、アンケートを併せて実施しておりまして、その中身を少々御紹介させていただきます。  非常に前向きな御意見が多くて、御自分の血圧測定をしてみて、今までこんなに自分が高血圧やとは知らんかったとか、1日の中でも血圧の高い時間帯、低い時間帯があったことに気づいたとか、ウオーキングをしてみて、その後血圧が下がっていたことを確認できたとか、いろいろと御自分の比較的身近にある血圧測定ということですけれども、なかなか皆さん新しい気づきであったり、今後こういうふうな生活習慣を変えていこうというようなことで、非常に前向きな御回答が目についたのが印象に残っております。今後ですね、高野山小中学校の子供さんはじめ商工会、観光協会さん、宿坊協会さん、次々と血圧計を回して同じ体験をしていただきます。  本事業の最大の目標でございます健康への気づき、そして生活習慣の見直し、これを町民の皆さんに個々に取り組んでいただく状態、それがこの高血圧ゼロのまちプロジェクトの最大の目的と思っております。  先日8月21日、富貴地区で動脈硬化健診というものを実施いたしました。29年度に実施いたしましてから、今年度になりますけれども、受診者が58名、集団検診で実施いたしましたので、全体では68名の富貴・筒香地区の住民の皆様が受診されております。前回29年度に受診された人数が24人でしたので、大幅に人数、受診人数が増えていることが分かると思います。  こちらの結果ですね、富貴診療所の先生はじめ高野山総合診療所、花谷先生、和歌山医大の先生方、いろんな医療に関わる先生方の御協力を得て、町の行う予防事業に取り組んでいただいたということで、非常に画期的な取り組みでありましたけれども、住民の皆様にも血圧を測定していただく。血圧だけで全てが健康になるということではございませんけれども、生活習慣につながる、生活習慣病を判定する数値としては非常に大事なものでございますので、そういう健康づくりのきっかけになっていくことと実感したところでございます。  あとですね、健康に関する広報活動についてでございます。町長が町長に就任されて以降ですね、毎月、町の広報誌のほうに保健師のちょこっと健康アドバイスと題しまして、季節ごとに気をつけていただきたい健康情報や健康な生活のためのちょっとした工夫、対策を毎月保健師がああでもない、こうでもないということで、いろいろ試行錯誤しながら執筆をしております。  また、SNS、知らせてネット等を通じまして、コロナウイルスをはじめこれからでしたら季節性のインフルエンザ、そのほかの感染症、熱中症、食中毒などに関する情報発信を不定期ではございますが、行っているところです。それに併せて健康教室、また集団検診の中でもしっかりと健康についての情報提供をさせていただくということで取り組んでおります。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今聞かせていただいた中で、診療所のことについては早急に直していかなければならないように感じました。予算を組み立ててするわけですけれども、課長が言われてましたように、新年度予算計上していっていただいて、住民が安心できるような診療所づくりをしなくてはならないかと思いますので、その辺は本当に早く進めてほしいところです。来てもうた中で、職員の方がブルーシートなどで応急に対応したということですけれども、本当に最近どのような大きな台風で大水が来るかもしれません。そのように考えると、本当にそのブルーシートだけでは対応が困難と思いますので、そこは一度調査、また検討をしていただいて、早く安心できるような建物づくりが必要ではないかと思いますので、そこをお願いいたします。  それとですけれども、健康づくりのことに対しましてですけれども、常々町長は健康づくりに関していろいろ考えていただいて、また広報にも掲載していただくこと、それを見ることによって、住民が自分の体の健康を自分で守らなならんということを自覚するような、そういう意味のある催しではないかと思いますので、そこを大きく前向きに出していたいだいて、今後、高野町住民は年齢が高齢化してきますので、そこを住民の方がすぐにもう心で感じ取れるようなまた文章をつけていただいて、発信をまたよろしくお願いいたします。  防災との兼ね合いですけれども、先ほど防災室長が健康面では健康づくりのプロである方に巡回していただいて、避難所に来た住民の方に対して何か心配事がないか、そんなことを聞いてくれているかと思いますけれども、その新コロナウイルス対策については、室長も言われていたように体温測定、手洗い、うがい、またパーテーション、仕切りによっての2メートルの間隔をとるとか、そんなことを聞かせてもらいました。その中で保健関係のプロの方が、住民の方に対してどのような接し方をこれから考えていくか、少しだけお聞かせください。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 全体的な流れについては、防災体制の室長より御説明させていただきましたところです。その中でも福祉保健課といいますか、厚生班といいますか、そちらのところで担っている部分で少し追加して御説明をさせていただきます。  まず、台風接近、暴風雨が予想されるとき、まずですね、高齢者、障害者、傷病者といった支援が必要な方々におかれましては、お電話や時には訪問をさせていただきまして、お体の状態、そして所在ですね、まずどちらに、台風が来るとなったら子供さんのところに事前に避難されるような方々もおられますので、本当にその住民さんが今どこにいらっしゃるのかということの把握が必要かと考えております。富貴地区・筒香地区においては支所のほうから、高野山それ以外の周辺の集落につきましては高野山の福祉保健課のほうから、事前にお電話をするなり、御家族に連絡をするなり、町内会長さんにお尋ねするなり、民生委員の皆様にも御協力いただく中で情報収集を行っております。  それと、先ほど停電のお話も出ておりましたけれども、在宅で人工呼吸器や腹膜透析など医療機器を使用されている方々もおられますので、そのような方々につきましては、発電機、個々のおうちで使っていただける発電機を防災のほうで準備してくださってますので、していますので、それを貸し出しするというようなことを事前に台風がひどくならない間に行うこととしてやっております。  また、先ほど、避難所に受け入れの後は保健師が巡回してということで御説明をさせていただいているところですけれども、今回コロナウイルス感染症対策ということがございますので、まず、おうちを出るまでに発熱がないか、体調に異変がないかということを確認させていただくことが非常に重要かなと思っております。  ただ、避難所に来られてからそういう状態になった場合につきましては、もちろん保健所、診療所、消防本部、もちろん対策本部の中できっちりと連絡を密にし、方向性を決定して医療機関へつながせていただく。もしくは自宅で待機いただくということも1つの方法かと思っています。避難所において分離スペースを確保し、滞在していただく。それは臨機応変にそのときの状況によって対応させていただくと、保健師が3名おりますので、3名が常に巡回をいたしまして、血圧測定から始まって皆さんの健康状態を把握させていただき、必要に応じて対応させていただくというような体制をとりたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そうですね、最近避難所に行くことが、全て避難するんではなくて、自宅で待機することも1つの避難の一部かなと思いますので、そこも高齢の方のおうちの方と話をしながら自宅で待機していただいて、あと健康チェックなんかもまた見ていきますよと、その辺またよろしくお願いします。今までの流れを聞かせてもらった中で、町としましてはしっかり住民の方のことを健康を願って、また安全安心を願っての行動をとる計画だと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします、進めてください。  以上です。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 6番議員から大切な防災と医療の観点で質問いただきました。ありがとうございます。防災については、暴風もあれば大雨そして洪水ですね、高野町でも洪水もあります。土砂災害、土石流、当然地震等も、これからいろいろと考えていかなければならないというところではありますが、今、防災に関しては、従前から言ってますように終わりはありません。防災対策には終わりはない。現在でもまだまだ完璧ではないというふうにも思っています。それぞれの状況に応じて的確な体制をとれるように、さらに役場、また自主防災組織、また各消防団はじめとする各関連機関としっかり、何があっても命だけは助かるんだというような体制には持っていきたいというふうに考えております。
     また、防災の室長から説明あったように、自主防災組織の話も出ました。その中で役所の中でも議論はあるんですが、毎年毎年、町内会長が替わりまして、防災の地区の担当者が替わっていく。防災に熱心な方でありますと、非常に活動もしていただいてもおりますし、また、いやいや、もう防災のあれ持つんやったら、町内会長もこらえてくれよというような話にもなることも可能性としてはあるかなというふうに思います。  今後ですね、役所の中でも考えておるんですが、自主防災の防災リーダーですね、そういった方を町として養成させていただいて、それぞれの地区を見ていただく。1年だけじゃなくて数年単位で見ていただく。役所とのつながりもしっかりしていく。またそのときにはコストが発生するんやったらコストが発生してもいいんではないかなというふうにも思いますので、まだ議論が始まった、始めたばかりですので、今後また役所としても煮詰めていきたいというふうに考えております。  それと、高野山総合診療所の中で高血圧ゼロのまちというようなお話でございました。私の血圧ということで、個人情報云々もあるんですが、別に隠す必要もございませんが、大体上が109で下が77ということで病院にはあまり縁がないのかなというふうにも思って、うちが薬屋ですので、逆にちょっと家には申し訳ないなというふうにも思うんですが、今のところ血圧のほうはいけてるかなというふうにも思います。  しかし、これを測ることによっていろいろな気づきがあると思います。これ測って少し血圧自分が高いなと、夜測ったときに普通に測ったら高いんやけれども、お酒飲んだら低くなるようなとか、いろいろな方がいらっしゃると思います。でも、自分の血圧に関して少し関心を持っていただく。そして異常を感じたときに、役所の保健師、またかかりつけ医、また役所の福祉医療に携わる職員に相談していただく。そして医療を受けるなら医療を受ける、食事療法するなら食事療法をするというようなことで、血圧に関してしっかり自覚を持ってもらうというためには、高血圧ゼロのまちで皆さんに検査をしていただくということが非常に有意義なものであるかなというふうにも思いますので、今後、住民の方にもしていただくことになります。しっかり役所としても趣旨を説明して、また議員の先生方からも住民に対しても説明していただけたら非常にありがたく思っておるところでございます。  それとあと、保健師が毎月の広報等でいろいろ書いてくれてます。こないだ福祉の課長にも言うたんですが、毎月毎月書いてくれてるそれを、もう大分数も、僕も80何ページぐらいなってます。多分福祉の保健師のほうも60~70ページにはなってきておると思いますので、今後ジャンル別に、その保健師が今まで書いてきたやつを冊子、簡単な冊子にパンフレットにでもして、そして、また再度住民に見てもらうというようなことも、おさらいじゃないですけれども、おさらいになる人もおるでしょうし、また、初めて見る方も当然いると思いますので、今まで書いていただいたものも大切に使っていきたいと考えております。  また、診療所の関係で御質問もいただきました。今年の梅雨の中で、2階の詰所付近で作業をしてくれてました、ブルーシートをですね、その職員もうち事務長と看護師2人で雨の中、雨漏りがする箇所の補修というようなことで一生懸命頑張ってくれてまして、早く業者にしっかり頼んで、もしか落ちたら、そこから落ちてけがでもしたらあかんので、しっかり修繕しなさいというふうに言ってます。修繕もそうですが、発電機も議員おっしゃるとおり経年劣化ということで、今後更新も考えていかなければなりませんが、一遍にはなかなかできませんので、計画的に必要なとこから順番に優先順位をつけてやっていきたいというふうにも思いますので、今後とも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(大西正人) それでは、順番に発言を許します。  2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 一般質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。私からの質問は財産管理(森林)です。森林とその資源利用についてでございます。  森林経営管理法が平成31年4月に施行され、経営管理が行われていない森林については、市町村が仲介役となり、森林所有者と担い手をつなぐ森林経営管理制度が始まっております。また、市町村に譲与された森林環境税は、森林整備の担い手の確保、木材利用の促進などに活用されることになっております。町の責務というのは非常に重要になっております。  その中で1つ目の質問ですが「町有林や学校林」と私、書かせてもうたんですけれども、最近はもう学校林とは呼んでなくて、全部町有林となっているらしいですが、町有林が適正に管理されておりますかということでございます。  それから2番目に、町有林、戦後、国土復興の運動の一環として林政において重要なものとして推進されてきたと言われておりますが、杉やヒノキなど森林資源が本格的な利用期を迎えているのではないでしょうか。大体の立米数とかは分かりにくいかも分かりませんが、樹種等、立米数とか分かればお答えください。といいますのは、現在利用することが可能な木材資源があるかどうかということに対してのお答えをいただきたいと思います。  そのほかは自席にて行いたいと思いますので、そのまず2点につきましてよろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) おはようございます。  まず、1点目の町有林、学校林を適正に管理されているかということでございますが、現在、先ほど議員もおっしゃられましたが、学校林という位置づけのものはございません。町有林の管理につきましては、高野町内に12か所あり、約100ヘクタールということになっております。平成3年から平成7年頃にかけて除伐、枝打ちなど整備は完了いたしております。その後は台風、災害等の後の見回りでの管理ということになっております。  また、平成10年に台風の被害を受けた細川、湯川、大滝、樫原の町有林については倒木処理を行いました。平成27年から間伐、枝打ちの必要場所の調査を行い、平成28年に、樫原町有林の間伐事業を実施いたしました。また、平成31年度には、平成30年9月の台風により、被害を受けた細川町有林の倒木処理及び松山整備事業を行いました。また20年前に植林した細川町有林の間伐、枝打ち、整備及び大滝、南桶谷町有林も整備をいたしております。  以上、今後も町有林の調査、状況調査等を行って随時整備は行っていきたいというふうに考えております。  それから質問の2番目でございます。町有林特に学校林は、戦後、国土復興運動の一環として林政教育上において重要なものとして推進されてきたと言われているが、杉山、槇などの森林資源は本格的な利用期を迎えているのではないかという御質問でございます。これは、先ほど学校林はないということを申し上げましたが、当時の資料によりますと、高野山小学校として7.06ヘクタールございまして、当時は山の様子、立木の有無等は不明ということになっております。現在は町有林として整備を行っております。  また、町有林の面積でございます。これは約100ヘクタールということになっておりまして、樹齢につきましては、主に種類は杉、檜、松で36年生から105年生の樹木がなっているということで、現在に至っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 管理がなされているかということに関しましては、いろいろ整備をいただいているようでございます。随時整備されていっていただいてるということでございます。また、その利用期を迎えているのではないかということで、約100ヘクタールある杉の中で杉や檜、36年生から106年生のものがあるということですが、この中で利用できるもの、当然106年生だと利用できると思いますが、利用できるものがかなりあると思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問で、樹齢105年生のものまであるということで、利用できるものではないかという御質問でございます。もちろん木の大きさからいえば、利用は可能なものが多くあるのかなというふうには思いますが、ただ、利用する場合、その木の出し入れといいますか、伐採してくるときの費用といいますか、その場所によりまして谷の底であったり、山の上であったりということで、かなりコストがかかる場合が出てくると思いますので、その辺も考慮した中で今後は検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) そういう利用期を迎えてる木でも、場所によって利用できるかどうか、今からコストの問題もあるんだということでございますが、今回の町有林の利用が可能であれば、3番目の質問ですが、今現在進められている小中学校の建設、いわゆる高野町学びの交流拠点整備事業の要求水準書に書かれております第7節に、遵守すべき法制度等で示されている1、公共建築物における木材利用の促進に関する法律、2、高野町の木材利用の方針どおり、この木が利用できるのであれば内装材等、高野材で木質化を検討すべきではないでしょうか。  今おっしゃられましたように、採算に合うかどうか、請負業者これから決まるわけですが、使っていただけるかどうかという問題もありますが、高野町の木材の利用方針というところにいろいろ書かれておりまして、これからの公共建築物における木材の利用促進の基本方向としていろいろ、高野町のいろいろのことが書かれておるわけですが、高野町内の森林から産出され、和歌山で加工された木材(以下を紀州材という)と書いてます。利用促進することについては、森林の有する多機能的で持続的な発展とともに素材生産から製材加工に至る地域林業、木材産業等の振興に寄与するなど、経済活性化に資するものであるというような内容があるんです。  よって、高野材をどないかして、どうにかして高野町の、高野材って買うとなるとなかなかまた高いものになります。例えばどこかから伐採したものを買うとなると高いものになりますが、町有林道などが整備されております。例えば1回湯川から間伐されたと思いますが、湯川等などで林道を利用したところでもう少し間伐できないかとか、検討されてもいかがかなというふうに思います。木材の伐採現場や加工風景、要するに材料の加工風景を子供たちに見ていただくようなことでも、林業のこと及び森を守るということなど子供の学びの場になるのではないかなというふうに思います。建物を建てるという建設自体も学びの場になると思いますが、このような考え方、要するに町の木を使って伐採現場を見せたり、いろいろそういうことの教育に含めてやるようなお考えはございませんでしょうか。  また、町有林を利用しようという考えはございませんでしょうか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  2番議員の御質問について説明させていただきます。  まず、この問い3のことにつきまして、要求水準書もある程度目を通していただいたかと思いますので、少しその分について再度読み上げさせていただきます。  第7節ということで、議員もおっしゃいました施設計画に係る基本要件、その中で仕上げの計画ということにおいてということをうたっております。要求水準書でいえば18ページになります。その中で木材を積極的に採用し、自然豊かな高野町にふさわしい温かみのある空間づくりを重視すること。そして使用する木材はできる限り紀州材等の地場産材の採用に努めること。  そして、(7)として、これも18ページに記載しております什器・備品計画においてということで、什器・備品に対しても木材を積極的に採用し、自然豊かな高野町にふさわしい温かみのある空間づくりを重視すること、そしてまたウとして、使用する木材は、出来る限り紀州材等の地場産材の採用に努めることと記載させていただいております。事業において積極的に内装材には木材を利用する提案を求めております。  また、なお高野町木材利用方針、先ほど議員おっしゃられておりました。おいて紀州材とはということでうたわれていたと思います。高野町の森林から伐採されて和歌山県内で加工された木材という定義があるために、限定されてしまうという部分もありますので、かなり縛りが少しきつくなってしまうので、紀州材等の地場産材というような形で要求水準書には記載させていただいております。  また、8月3日、4日に開催しました参加グループにおけるサウンディングを行いましたところ、町有林の利用を提案してよいかというような質問もありました。このことにつきましては、提案してもよろしいですというような回答をしております。町有林の利用について、必ず利用するということを要求水準書に記載することはかなり縛りがきつくなるために含んでおりませんが、町有林利用の記載が盛り込まれた提案書が選定された場合等につきましては、事業者と協議しながら、前向きに利用できるように、できるだけ利用できるようにしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) ここで書かれているように、木材の利用方針で書かれているように、高野町内の森林から産出され、和歌山県で加工されたものを紀州材というという縛りにしますと、非常に確かに難しくなります。この辺のところもう一度、この文書を検討される必要があるんじゃないかというふうに思いますが、紀州材、要するに和歌山県産材ですね、和歌山県産材を地場産材という考え方で和歌山県で生産されたものを使うということですが、町有林の利用もよいかというようなプロポーザルの業者ですか、サウンディングでそういう表現があったということですが、それに対して総務課で対応できますでしょうか。どうでしょうか、総務課長。そういうものがあるかどうか、協力できるかどうか、その辺の回答をいただけませんでしょうか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問で、小中学校建設におきまして町有林の木が利用できるかという御質問でございますが、この工事費、これが47億円ということで決まっております。今回その町有林の木を使うということになれば、その総事業費のこれを超えることはいけませんので、業者、選定された業者のほうが、どのような形でそれを利用するかという中の計画も見ないと分かりませんが、先ほど議員もおっしゃられたように、木を出すとなれば林道から始まっていろいろコストもかかってきます。そんな中でかなりの検討が必要になってくると思います。  また、先ほど、例で湯川地区おっしゃられたんですが、こちらにつきましては、平成22~23年ですか、町有林の木を伐採いたしまして、現在そこの場所につきましては利用できる木がないというふうなことを聞いております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) ありがとうございました。  なかなかその木はあるんだけれども、出しの問題であったり、いろいろなことを検討しますと採算に合うかどうかというのは分からないと。それに対しまして、教育委員会のほうは紀州材であればいいということを基本に考えるということでございますが、できればその辺のところ、業者が決まりますと一度検討いただけたらというふうに思います。原価ゼロでございますので、その場所さえよければ、非常にコスト安く上がるんではないかなと思います。  もう一点ですが、この木材ですが、前回情報センターでもあったように、非常に急ぎますと、人工乾燥せなあかんということになってきまして、人工乾燥しますと木材の成分が抜けてしまうというようなことで、色つやも悪いということでございます。せっかくの材料、においが抜けたり、せっかくの材料がちょっと急ぎますと駄目になりますので、できれば自然乾燥する必要があるというふうに思います。自然乾燥するとなりますと、また1~2年、半年から1年桟積みして置かなきゃいかんということになりますので、業者が決まりましたらその辺のところできるだけ早く決定して、町有林も可能かどうかも調査していただけたらというふうに思います。  今回の事業で4番目でございますが、木質化が行われる予定になってることは理解いたしました。高野町では木に親しむ活動、木育が実行されています。一昨日ですか、一昨日もそのような調印式が行われましたが、その他今回の周辺施設の整備について、植栽等整備について、子供たちが森や木や森などの自然に関心を持つポイントとなろうかと思います。高野町で考えているプロポーザルに参加業者に要望していることはありませんでしょうか。その辺のところお答えください。  それから、これはあれですか、ちょっと外れますが、卒業記念で植えたハナミズキですね、今現在植えられているハナミズキ等も大切にしていただきたいと思います。そういう要望していることはないかどうかということをお答えください。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 先ほど2番議員の御質問について説明させていただきます。  具体的に、要求水準書等プロポーザル云々で要望というのは、すみません、私の記憶の中にはなかったんですけれども、教育委員会として以前よりずっと考えていることといいますか、周辺の植栽についてなんですけれども、特に学習で使うような広葉樹であるとか、そういうものを実際植えて学習に利用したいというのは考えております。  あと、言われているように、できるだけ例えば高野紙であればコウゾを植栽して、その高野紙を作るまでそういうふうなつながった体験といいますか、そういうのもしていきたいなというのも非常に大切なんじゃないかなということで考えております。できるだけその植栽、記念植樹とかしている樹木については、できる限りというか分かる限り大切なものですので、一括してというか、まとめてどこか別のところへ移植できるような形でしていければというふうに考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) いろいろ植栽についてもお考えいただいてるようなことでございます。特にコウゾ等、木から紙までのことも学習内容として検討していきたいということでございます。  続きまして、その他でございますが、これも出せるかどうか分からんのですけれども、住民の方の中に自分が所有する山の木、高野六木であります槇の木でございますが、これ費用は非常にかかるかも分かりませんが、提供したいという考えの方もおられます。このような輪が起こることが非常にすばらしいことだと思いますが、今回の建物、建てることに対しまして、みんなが協力できるような仕組みを考えることができないでしょうかということでございます。なかなかあれですが、そういう方もおられますよということでのお話でございます。それにつきましては何かございませんでしょうか。仕組みができないかということでございます。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 槇の木等御提供いただけるという方がいらっしゃるということ、非常にありがたいと思っております。今の段階では数量はどのようなものであるか分からないということで、この御質問に御回答というか、お答えすることというのは非常にしかねるんですけれども、利用できる状態で提供いただけるんであれば、活用についてさせていただきたいなというのは考えております。  また、その仕組みについてということなんですけれども、費用等もかかることになるかと思いますので、少し協議していかなければならないということになってくると思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 全体的に通しまして、町長、その高野材、高野山の町有林を利用しようという考え方はないでしょうか。今回の学びの代わりに、何とかこれを使って、高野山内でそういう授業も後の感想等も含めまして利用していこうではないかという考えはございませんでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の御質問にお答えさせていただきます。  町有林ということで、住民の財産である大切な森林を公共の施設に使うというような、すごくいい質問というか、そういったものをいただきました。この事業を進めるときに、私も担当の課に、高野町内の町有林を、また学校林を使えないかなというのも相談は実際いたしました。現状ですね、先ほどから御説明のとおり、12か所、約100ヘクタールですね、町が所有しておるということでありますが、一番先ほども話があったんですが、出しやすい場所の湯川のところですね、平成23年、24年に町有林の関わる事件で、もういい木がないというようなことになってしまって、これは本当に今から思うと少し残念なことかなというふうにも思います。かなり広範囲に材として使える立派な木があったというふうにも警察当局からも聞かせていただきました。  しかし、もうないものは仕方がないので、今後じゃあどうしていくかというようなことになりますが、町有林もそうですが、民間の高野領内の民間の森林も、皆さん手入れしていただいておるところもあれば、そのまま放置されているところもたくさんあると思います。そういったところを全部使って、それらを全部使って公共施設を建てるというのは、もうほんまに理想的で、やっていきたいんですが、やはり多額のコストがかかるとか、あと、そういうものには出さないよという当然そういう思いの方もいらっしゃると思います。  今後ですね、計画が進んでいく中で、どの種類の大体どのぐらいの年齢の樹齢というんですか、年齢の木がどれだけ要るのかというのが分かった時点で、これはまだ決め打ちにはできませんけれども、町内に森林環境譲与税がどこまで補助的に使えるのかというところもありますが、当然自己負担も大分してもらわなあかんと思います。でも、少しの補助、役場ができる補助で材を出していただく。そして公共施設、公共に使うというような志で出していただくというような山の持ち主さんがいれば、役場とも協議できたらなというのが希望的な意見でございます。  コスト重視か、また考え方重視かというようなところになってしまいますが、将来の子供たちが学ぶ場所、また多くの住民の皆様が集っていただく場所というようなことを考えると、やはり町有林であれ、また町内で山を持っている方の材を使いたいというような気持ちはまだ持っておりますので、可能であればそういうようなことも当然担当課も考えておると思いますが、建設の農林を持ってる森林環境譲与税とか、様々なことを考えながら一番いい方法、一番いろいろな人が少しは納得していただけるようなものになるように、この高野領内の山林を使わせていくような考えも今後持っていきたいというふうに考えています。  以上です。 ○2番(松谷順功) ありがとうございました。終わります。 ○議長(大西正人) しばらく休憩いたします。            午前10時54分 休憩            午前11時10分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問続きを行います。順番に発言を許します。  7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) 富貴診療所の件について一般質問させていただきます。  富貴診療所の院長が今年度定年を迎えるとお聞きしてますが、まず初めに、今現在、町として富貴診療所の医師についてどのように考えていますか、どのように思ってますか、どういう位置づけですか。そして富貴・筒香地区より議員、9番、負門さん、4番、新谷さんにはこの件については同意をもらってます。これに答弁をお願いします。  あとは自席で。 ○議長(大西正人) 植田富貴支所長。 ○富貴支所長(植田達夫) 失礼いたします。  7番議員の御質問に説明させていただきます。  今現在、町として富貴診療所の医師についてどのように思っていますか。田中医師の継続勤務を考えています。富貴・筒香地区住民のために昼夜を問わず診療してくださり、地域医療にはなくてはならない大切な医師です。来年度以降も診療所で勤務していただきたいと考えています。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) ありがとうございます。  今の支所長の答弁では、田中先生を重要な位置にというような考えを持っているように思いました。それで、自分も田中先生にはいろいろ助けてもらってます。なくてはならない医師と思ってます。それで定年を迎えるということで、町として院長と話をされたことはありますか。あればその内容もちょっとお知らせください。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員の質問にお答えさせていただきます。  富貴診療所の田中先生、先ほど支所長が説明したように、地域医療、富貴・筒香地区の地域医療をしていただくためにはなくてはならない医師というふうに町として考えて、思っております。  また、先生とは、6月29日にこの本庁舎におきまして、高血圧ゼロのまちプロジェクトで医大の有田幹雄先生並びに高野山総合診療所の廣内名誉院長、また田中院長代理とともに富貴の院長先生にも来ていただきました。その会の後に、先生が来年定年にはなりますが、引き続き高野町の医療、そして富貴・筒香地区の住民の地域医療をどうか引き続き診療に従事してほしいという旨を先生のほうにお伝えさせていただきました。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) 今、6月29日に田中先生と話をされたというような答弁だったと思います。それで、これに関しては一応口約束というような感覚なんですけれども、ちょっと田中先生に会う機会がありまして、それだけじゃちょっと、不満てないけれども、ちょっと口約束だけではというようなニュアンス持ったんです、自分として。田中先生がどういう意味で言うたんか分かりませんけれども、ほかの看護師さんなども、ちょっとそこら辺不安視しておると。その中に、この雇用契約書みたいな格好で結んだほうがいいんじゃないかと、ちょっとそういう思いをしてます。町長としてその点、この先、口約束だけでええんかな、そらおってくれると思うんですけれども、一応そこら辺のとこどう思っているのか、すいませんけどよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  田中先生に、先ほどのような町としての思いを、その6月29日に説明、お願いさせていただきました。先生からは、当然引き続き筒香・富貴診療所の抱える患者のために、自分の体が動く限り勤めさせていただきたいというような回答を得ました。当然そこでも口約束というようなものではないと思いますが、町の要望、考え、それを伝えて、先生の気持ちをそこで確認したというようなことであります。今後、来年度ですね、働いていただく段階になる前に、それは当然雇用契約書というか、そういったものは交わすものと考えております。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。
    ○7番(大谷保幸) 今の町長さんの話聞きますと、ええ感覚というか、そういうように受け止めました。しかしながら、こういうことはきっちりしとかな、1年交代になるのかどういう書面になるかちょっと分からないんですけれども、きっちりしたもんでしてもうたほうが、住民としても、町長もそうだと思いますけれども、一応そこへ通ってる自分らみたいな、しょっちゅう薬もらいにいったり、診察してもらったりしてる者に関しましては、それじゃあちょっと心細いなというような気がありまして、書面上にきっちりしたもの入れて、1年交代なんか2年交代になるのか、そこら辺のところ町として考えは分かりませんけれども、その辺をきっちりした書面をつけてというような考えでいってくれたらええんかなと思います。  それで、さっきの町長さん、そこら辺はこの年末やないけれども、4月1日までにそういうものはしますというようなこと言い返してもらったんで、そこのちょっと文面的なこと今聞くというのはちょっとと思いますが、そこら辺のとこちょっと考えあれば、すみませんけれども追加でお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 高野山総合診療所の廣内院長、高野山総合診療所の院長は65歳定年であります。そのときに、来年度からも医療に従事していただきたいというようなことで雇用関係の契約書ですね、それを結ばさせていただいております。それと同様に手続は進めてまいります。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) 一応今、町長さんのほうからいい話聞かせてもらいました。これ以上追及するというのはおっくうなんで、今後、富貴診療所をどのように運営されるかということでお聞きしたいんですけれども、老人が多く、限界集落になりつつある富貴・筒香住民が利用している診療所です。主治医としている人が多いと思います。病気等になり、大きな病院に行くときは、紹介状がないとなかなか診察してもらえないというようなことも聞かせてもらってます。こういう不安をなくすようなこと、町としても存続に努力してもらいたいと思っています。この先どのような地区になるか分かりませんが、永遠とはいきませんが、富貴診療所が長く続くことを願ってます。町長としてこの先どのようにこの富貴診療所を運営されていくか、考えがあれば答弁お願いします。 ○議長(大西正人) 植田富貴支所長。 ○富貴支所長(植田達夫) 失礼いたします。  7番議員の質問を説明させていただきます。  今後、富貴診療所をどのように運営されていくのかということなんですけれども、富貴診療所は、富貴・筒香地区住民にとっての大切なかかりつけ医です。現在の体制、医師1名、看護師2名、事務員1名の医療体制を維持しながら、今後も地域住民の健康増進に寄与していきます。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) 寄与していくという考え、ありがたく思います。町長としても何期、あと町長、10期も20期もいかれると思うんですけれども、富貴診療所の長く続くことを願っているところです。町長としてもこれは人一人というようなこと、そこまでは言いにくいんですけれども、それ長く、もしこの田中先生が病気とか退任とかいなくなった場合、次の医師の確保とかいろいろとあると思います。そこら辺のところ町長の考えあれば。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 失礼いたします。  高野山総合診療所からちょっと追加させていただきます。  現在も、富貴診療所高野山総合診療所に関しましては、医師等不在の場合は連携をもって田中先生、富貴の田中先生がもし不在の場合は当診療所の医師、田中先生または田村先生のほうが富貴診の代診を行うということになっておりますので、急な休診等になった場合は、そのような手だてを進めていきたいと思ってます。  また今後ですね、医師の更新といったら失礼なんですけれども、そういう場合は県からの派遣等の調査もございますので、いろいろ慎重に審議して、お互いに協力体制をとって進んでいきたいと思っています。  以上です。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) 最後になるんですけれども、なかなかいい返事もらいました。町長に、最後にもう少しいい方向性を聞かせてもらえばうれしいかと思いますので、答弁お願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員の質問にお答えさせていただきます。  当該地域の住民の安心安全、体に関する心配を議員がされるというのは非常に貴重な大切なことであると思いますと同時に、今日はそのような質問をしていただいたことに町としても感謝するところでございます。  追及される案件でもございませんので、田中先生と富貴の田中先生と高野山、私との間ではしっかり信頼関係も持ってやっております。田中先生が年でありますが、まだまだ若く感じますし、医師としての技量というのは、まだまだ発揮してくれるものかなというふうにも思いますので、しっかり連携をとりながら、富貴の診療所なくすことなく進めてまいりたいというふうに思っています。  しかし万が一、ドクター不在というようなことがなるとするならば、高野山総合診療所の医師を緊急的に派遣するというところも考えますし、私の関係で県立医科大学、また関係の医師会等ですね、非常によい関係に今なっておりますので、もし先生が何らかの形で退任されるときは、責任を持って富貴・筒香地区の大切な診療所に医師を常駐させるというつもりで進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 7番、大谷君。 ○7番(大谷保幸) ありがとうございました。  いい意見を聞かせてもらいましてこれで安心しました。これからも医師に関しましては、町としてよろしくお願いしておきます。  これで終わります。 ○議長(大西正人) 順番に発言を許します。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 失礼します。  今回3つの質問をさせていただきます。  1つ目は、町内の空き家対策及び有効な活用について。2つ目は、鳥獣害対策の強化と拡充をという内容。3つ目は、このコロナ禍における今後の対策と社会経済活動についてです。  まず初めに、町内の空き家対策及び有効な活用についてですが、前回、24年度でしたか、空き家調査を行って、町内各地域で多くの空き家、また危険家屋、また廃屋に近いような状況があるということが分かったと聞いています。これは全国的な課題でもあると思うんですけれども、そうした空き家の活用につながるIターンやUターンの希望者に提供する仕組みをつくるなど、移住・定住につながるような施策も、それ以来とってきていると考えます。  そこで、これまでのそうした重点的な対策と経過について、またその成果もあったかと思うんですけれども、そのあたり、どのように評価してるのかも伺いたいと思います。  それで2点目に、山上また周辺の地域における空き家になっている家屋ですとか、敷地内外の現在の状況についてはどの程度分かっているのですか。そして、そこから課題や問題点として捉えていることがありましたら、お願いしたいと思います。  ここからあとの質問は自席にて行わせていただきます。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員の御質問に御説明をさせていただきます。  まず、議員のお話の平成24年度に町内の空き家について調査をさせていただいております。  まず、その状況なんですけれども、町内全体で436軒、高野山地区においては124軒、高野山周辺地区で312軒の空き家があったということで確認をさせていただいております。もうそこから6年以上8年ぐらいたっておりますので、この数字というのはもう少し増えているものと考えております。その空き家があって、私たちとしましては、この空き家を活用できるようにということで、和歌山県の空き家バンクへの登録などもできる物件につきましては行って、推進をしてきております。  また、県と共同いたしまして移住・定住施策の推進ということで、東京・大阪などで開かれております移住説明会、そういったところも行かせていただいて、声をかけていくということを続けております。  この空き家の登録制度というのは、平成22年から始めておるんですけれども、59軒の空き家が登録されて、うち9軒について移住者等へ売却であったり、賃貸、そういったことが進んでおります。中には持ち主の意向ということがあって取り壊し、登録抹消というのも10軒ほどあります。  あと、持ち主が転居されたり亡くなったり、連絡がとれないというものも9軒あって、現状といたしましては高野山周辺で空き家ということで紹介できる物件は31軒程度ということになっております。ただ、この31軒でも、やはり住める状態にない、状態が非常に悪くなっているものというのも多くありまして、移住・定住で入ってきていただく方が住もうとしたときには、大規模な改修が必要なものが多いというふうに考えております。  この移住定住の部分につきましては、多くの自治体で数少ない移住の希望者を取り合っている。移住の条件、例えば生活環境であったり、仕事であったり、保育所や学校、医療、移住定住を行うことによって得られる補助金等、そういったものがいいところに移住者が動いていくというような構図があるのかなというふうに思っております。  次に、各地域における現状、課題、問題点の部分ですけれども、まず周辺集落におきましては、先ほどから言っております。やはり空き家はあるんだけれども、その空き家の程度、住むには多額の改修費が必要になってくるという、そこが大きな問題なのかなというふうに思います。  また、一部においては水の安定供給が難しい。水取りの施策をやったりしているところもありますし、花坂、筒香においては簡易水道の整備を進めていくということですので、この地区についてはこの点は改善されつつあるのかなというふうに思います。  あと、やはり周辺集落での生活環境、仕事、保育所、学校、医療、そういったところの充実というのが必要になってくるのかなというふうに考えます。  高野山地区につきましては、基本的には山規というものがあって、受け入れ条件として高野山内の身元引受人、世帯主で2名が必要だということがあったりとか、入ってくるためのお世話をするということがあって、ある一定の費用が必要になってくるというようなところもありまして、そういったところを今後少し、町、金剛峯寺さん、そういったところが入るような協議会を設けることで、いろいろとお話をさせていただくような必要があるのかなというふうに考えています。  これらのことを踏まえて、町としましては、高野山地区、周辺集落も含めてにはなりますけれども、企業の誘致を目標にした新たに事業を展開をしていく必要があるのかなというふうに思います。やはり企業のサテライトオフィスみたいなものというのが誘致できれば、そこに住むということが発生しますので、そういったことを進めていく必要がある。  あと、現在ここコロナ禍の中で、非常に名前がよく出るようになりましたけれども、ワーケーション、テレワーク、こういったものの推進というのもやはり進めていく必要がある。  あとは、高野山の特色というんですかね、高野山が持っているほかと比較して優位な、持っている森林環境であったりとか、宗教的な環境、そういったものが未病ケアを目的としたヘルスツーリズムにつながっていく部分があると考えています。そういうものを利用しながら、現在高野山の各塔頭寺院が65社の企業のお墓を守ったり、位牌を守ったりをしております。そういう高野山と御縁のある企業であったり、高野町に魅力を感じる企業を誘致をしていく必要があるのかなというふうに考えております。  この点につきましては、先般より、町長より3年間をめどに誘致する企業数の目標設定するKPIというものですけれども、指示があって、現在私たちはどうやっていけばいいのかという課題の確認、スケジュール、誘致する企業の目標数、そういったところを課内で検討を進めているというところです。  全体といたしまして、やはり高野山地区にしても周辺集落にしても、ただ空き家があるということではなくて、そこに住まなければならない必然性みたいなものを高めることが大切なのではないかなと、そうしないと、やはり高野山に入ってきて定住をしていただく方というのがなかなか見込めていかないのかなというふうに思います。  また、富貴・筒香地区におきましては、光ファイバーケーブルを敷設させていただいております。これがあることによって、先ほど言ったテレワークなどには非常に寄与いたしますので、そういったことをしっかりとアピールをして、企業の誘致ということを図っていきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今、次の質問事項の中にも入ってのお答えでした。計画的に今後、そうしたサテライトオフィスからワーケーション、ヘルスツーリズム等、なかなか今後を見据えた対策、施策になるかなと思うんですけれども、そうしている間も状況は悪くなるといいますか、ここから後は、今の現在の空き家をどんなにいい状態で維持するのかというあたりも考えていただきたいなとは思うんです。  町としては、そういう古くから空き家登録制度に県とタイアップしてとか取り組まれておるんです。ぽつぽつと成果も上げてます。そうした中で筒香地区にも昨年移住者も入ったんですけれども、そういうまちというか、積極的な誘致活動というのも進めているんですけれども、その地元として、地域としてこんなに地域を守っている、またその家屋を持ち主と共に、所有者と共に町と連携しながら維持をする、そして有効活用につなぐというようなことも必要かなと思います。  例えば、行政として空き家や土地の所有者や管理者への適切な管理を要請するということも一方で必要なのかなと思います。そうでないと、うちの周辺にも何軒も空き家ありますけれども、もう定期的に帰ってくる家もあれば、そのままになっているという家屋もあります。そうした皆さんに、そういうことを適切な管理を要請するような広報活動であるとか、文書を送るという、ホームページ等へのアップも含めてなんですけれども、必要と考えています。その内容としては、そうした放置状態によって倒壊につながるとか、人的な被害につながるという可能性があるようにも思うんですけれども、周辺生活とか、また農耕地にも支障を来すこともあると思うんです。  だから、そういった面から、そのような状態にしないための情報といいますか、ノウハウを町としてもその所有者、また管理者への啓発というか啓蒙といいますか、そういったことも必要かなと。あわせて、地域の住民もそのことをやっぱり重視して、そうした情報を地域の住民が共有をして、そのことによって空き家等についての関心が高まる一方で、有効な利用についての理解とか協力にもつながるのではないかなと考えます。  そういう地域でいろいろ物理的な部分で、確かに財政的な支援であるとか改修の見通し等もあるかなと思うんですけれども、そういう補助金を出すとかというのはどこもやっていますし、それプラス、そうして地域全体で将来的には高野山の学校も新たに生まれ変わるというふうなときに、これからそうしたことも含めて、そういう希望する皆さんが拠点をこっちにも移したいなと、先ほど来出てきましたけれども、都市部で働く方が地方に、また高野町に移り住んでもそれだけ地域のほうで守ってくれると、認めてくれるというふうな形になる、そういった誘致活動であるとかが必要かなと考えます。いかがですか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今御質問いただいた件、非常に難しいところかなというふうに思っております。空き家に登録をさせていただいて、マッチングができて、ここに住みたいということになりましたら、町のほうでも補助金を、水回りの補助であったりとか、購入の補助であったりというところは予定をしておるんですけれども、なかなか維持をするために補助というところは現状何もつくられておりませんし、なかなかちょっとそれを補助みたいな形にしていくのはハードルが高いかなと。今後、町長とも御相談をさせていただかなあかんところだと思います。  現状としましては、やはり放置された空き家が壊れてしまって、町道であったり県道であったり倒れ込んでしまって、道路が通れないみたいなことになったときには、特別措置法として行政代執行をさせていただいて、その費用を持たれている方に請求していくという、それが可能な状況にはなっておって、高野町でもまだそういった事例は出ていませんけれども、他の町村ではやはりそういったことで空き家対策を進めているところもあるのは事実です。  ですから、一旦やはり物件としてここは貸せるということであれば、一度空き家登録をしていただいて、そこにマッチングをかけていくということかなというふうに、やはり個々の個人が持たれているものなので、そこをどこまで踏み込んでいけるのか、行政として踏み込んでいけるのかというのはちょっと難しい点があるかなというふうに感じています。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そのようなお答えになるかなとは思うんですけれども、そこで、地域のその親戚なりつながりのある皆さんも気にはなってるんやけれども、もうつながらないという中での7年、8年も経過したというのは実情かなとは思うんですけれども、集落を中心に地籍なんかも、富貴・筒香に入っていただいてますけれども、そういう連絡がつけへんとかそういうことではなくて、ある程度そういったことで家屋、それから周辺の屋敷内の樹木もきちっと特定されていく中で、そういった事業と関連づけて依頼をしていく状態を守ってほしいとか、適切に管理をしてほしいとかというようなことをやはり働きかけると、そういう有償でそれを補助するとかというのは確かに無理だとは思うんですけれども、そういうお願い的な、訳があって空き家になってるという中で、個人のことなのでなかなかとっかかりにくいんですけれども、放置することがどんな事態になるかというふうなことも一方であると思うんで、そのあたりを持ち主であるとか、管理者に伝えてほしいなと思います。  続いて、2つ目に移ります。  鳥獣害対策の強化と拡充をという内容です。町内の周辺各地の田畑また槇を栽培している等、山林ですね、等に携わる住民、所有する住民にとっては、春から秋の収穫期と気を抜けない日々を過ごしていると思います。中でも鳥獣害には対処がおっつかず、悲鳴を上げるというふうな状態もあるのは御存じかと思うんですけれども、行政として各種の対策を講じている、これも先ほど来のこととも関連するんですけれども、国県の動きがあって、そこに乗っかって町独自の仕組みをつくり上げていくというふうになるかなと思うんですけれども、1点目、まず重点対策これまでのです。経過、それとまた住民に向けての周知活動とか広報活動についてお伺いしたいと思います。  例えば、それと農業委員会ですとか森林組合の協議する中で、そうした鳥獣害の議題というか、話題などは上がってるんでしょうかね。そうしたことのかなりローカルというか、その地域、地域においてその被害の状況とか地形的なものもあるので、かなり対策は難しいと思うんですけれども、あまり以前から変化していないなというふうな声もありますし、手続的な部分も煩雑であるという中で高齢化が進み、耕作意欲もそがれるというのが現実だと思います。そんな個々に対応しとったら、町はまいませんということになるかもしれませんが、できる限り元気に、そうした地域を守ることにもつながっている農業に、零細でも林業に携わっているという方々への対策、鳥獣害対策というのも必要かなと思うんですけれども、そのあたりいかがですか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  4番議員さんの御質問で鳥獣害対策の強化、拡充ということで、御説明させていただきます。  まず、対策です。鳥獣被害防止総合対策事業としまして、県の補助と併せて町としましても上乗せをして捕獲経費の助成を実施しています。  一応事業の概要としましては、イノシシ、ニホンジカによる農産物被害及び森林被害を軽減するため、農林業にかかる被害の軽減に資することを目的として捕獲を推進しています。  また、近年アナグマ、タヌキ等の小動物の被害報告も多く、住居の侵入等に住民が苦慮していることから、今年度、令和2年度より小動物の捕獲も追加しました。効果ですけれども、ちょっと年度を追って件数等御報告させていただきます。  まず、平成26年度で52頭、平成27年度で75頭、平成28年度で115頭、平成29年度で120頭、平成30年度で93頭、令和元年度で104頭と近年増加傾向にありまして、有害駆除の削減を行っております。  また、今年度、令和2年度も今の現時点で約160近くなってます。大体200頭近くにはなるかなということで、今回補正にも計上させていただいてます。  また、こういった捕獲に対しましても、捕獲強化支援策としまして猟友免許の取得者に対する講習費用等の補助、また、地元猟友会への入会を推進し、捕獲体制の強化を実施しています。  さらに、捕獲機材の導入も併せて、くくりわなとかそういった購入も捕獲強化に取り組んでいます。今のは捕獲ということで数を減らすということの対策です。  次に、自ら防護柵等ということで、物理的にちょっと遮断するというような対策にも補助しております。これもちょっと件数のほう御報告させていただきます。  まず、平成26年度で6件ありました。メートルで言いますと981メートル、また、平成27年度で11件、2,706メートル、平成28年度で17件、3,185.7メートル、また、平成29年度で13件、1,626メートル、平成30年度で11件、1,514メートル、令和元年度では6件、968メートルで、今後は更新も考えられますので、条件的に5年経過、また、対策のほうもよりグレードアップしてもらうということを条件に推進してまいりたいと考えております。  ただ、ちょっと注意事項もありますので、ちょっとここで1点だけちょっと、やはり高野町のほうも鳥獣被害ということで電気柵といいますか、そういった電気のほうもかなり御利用されてますので、周辺の住民の方、電気柵とか触れないように啓発等もしていただきたいということと、また切れた電線とかそういったものも近づかないように、ここでちょっと注意事項言わせてもらいます。  あともう一点、住民への周知ということで、これも通年ではございますけれども、啓発をしてホームページでも掲載させていただいております。また、講習会や先ほどの補助の案内も事前に回覧でお知らせも行っております。また、先週、アライグマ安全防除講習会ということもさせていただきました。こういったのもお知らせさせていただいております。  また今後、タイムリーに情報提供できると思っておりますので、そういった面にも努めたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 予算も計上して、かなり強化をしていくという方向検討されているということですけれども、先ほど来、もうちょっと農業委員会、森林組合等の中でもどんな議論がされているのかということで、これは気になるところではあるんですけれども、次に、町が保有している鳥獣害対策といいますか、自分も借りたことありますけれども、箱のわな、さっきアライグマの捕獲に関する講習会、筒香地区では2名というふうに聞いてるんですけれども、そういった地道な活動もしていただいてるんですけれども、そういったせっかく保有している箱わなでありますとか、おりなどの利用というのが進んでいるのかなということも気になるんですけれども、それと、それについては猟友会が背景というか、の方々の御苦労もあったり、対応があってかなりそういう対策駆除、捕獲が進むものであると思うんですけれども、その辺の利用の状況、また現状についてはどんなふうに捉えておられますか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 利用の現状とかもあるんですけれども、やはり従事している方が高齢化ということで、捕獲というのもかなり担い手不足もなっております。やはり捕獲体制の確保が一番の課題でもあります。  また、先ほどありましたように、くくりわなとかおりの設置に関しましては、設置に伴う土地所有者の理解、これが一番重要になってきます。あと、防護柵のほうも、やはり設置場所によれば設置する場所、河川とかございますし、また道路とかっていうところもございますので、なかなかしやすい場所、しにくい場所ということもございます。  そういったところもあるんですけれども、やはり地域の鳥獣害、一人一人の問題と捉えていただきまして、周辺集落を挙げて取り組めるよう推進していくことが重要な課題であると認識しておりますので、地域の方の御理解と、また協力の下、また活動する猟友会の皆様も御協力によって、おりとかくくりわなも有効活用できるような形で今後とも進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そんな形でこれまでも来られたと思うんですけれども、これからは、先ほど来出してるんですけれども、そういった専門家、もちろん対応していただいている職員もプロの方ですし、専門的な知識もお持ちですし、捕獲、またそういう箱わな、おりなどの設置については十分効果を上げていると思うんですけれども、今後、農耕地等を鳥獣害等から守るために、高齢化が進む地域住民の現状をさらに見ていただいて、これまで以上に効果的な対策を、支援策を望みたいというふうな声があります。  例えば、何年か前にそういった申請をしたんやけれども、非常に煩雑な手続等があって、いろいろ書きかえというふうなことも言われて、もう途中でめんどくさいから自分でやっていくというふうな形でやめたというような声も、町の補助も受けないというふうな方向になったという声も聞きました。そうした支援策を求める、ほかにもあると思うんですけれども、例えば地理的に周辺の集落ごとに何らかの対策を立てて、住民をそれこそ地形的なコンパクトな地域でしたら全体を守るとか、防護柵作るとかという、そのほうが費用対効果も上がるのかなと思うんですけれども、そうした考えはありませんか。
    ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  まず、最初に御質問あった事務的な手続とかそこが煩雑ということでしたけれども、一応分かりやすく、職員のほうも丁寧に案内させていただいてると思いますので、また今後ともよろしくお願いします。  また、御提案の地域での取り組みということではございますんですけれども、やはりそこは地域としてまとまっていただきまして、1件1件、面的に整備をできるのであれば、代表者の方からまた申請等いただけましたら、当課としてもありがたく思っておりますので、そういったことも踏まえまして、今後検討していただければと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 先ほどの空き家対策とも共通する部分であるんですけれども、地域の皆さんの要望ってなかなか分かりにくいし、声も上げてもしょうがないなという部分もあるかと思うんですけれども、ここはぜひ積極的に行政のほうからボール投げかけていただいて、それに応えるか応えないかは地域の住民の皆さんの意向だとは思うんですけれども、そういう機会をつくっていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、ちょっとお昼になったんですけれども、3点目です。  コロナ禍における今後の対策と社会経済活動についてです。これまで半年余り、町として感染予防に関する対策ですとか、いち早く手を打ったり、窮地に陥った多くの観光関連の事業者、事業所や自営業者等に対する財政支援及び家計費に関する生活支援等も行い、住民の健康や安全安心の暮らしが守られてきてると思います。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況下において、今後も、これから先を見通した町独自の経済対策、例えば支援金とか補助金等ですけれども、それや生活支援策の拡充も必要になってくると思うのですが、どのように取り組むのでしょうか。計画等ありましたらお願いします。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今後について行っていく事業ということでお答えさせていただきます。  現在、10月1日から開始を予定し進めております事業として、南海電鉄とタイアップをいたしました1万人御招待キャンペーンというのを進めております。これは宿坊等、宿坊や簡易宿所で利用できるクーポン券3,000円、飲食、土産物店で使えるクーポン券3,000円、合わせて6,000円のクーポンですけれども、これを南海電鉄がもともと持っております世界遺産切符というものにプラスをさせていただいて、それを抽せんで1万人の方にお渡ししてそれぞれ高野山を訪ねていただく、それによって宿坊であったり、飲食、土産物店、そういったところを底入れをしていくというそういう考え方のものです。  それと、聖地高野山プレミアムつき商品券、これを2,000円出していただきましたら5,000円分の商品券が購入できます。飲食、土産物店等で利用が可能ということで、1万7,000冊の販売を予定しております。これを同じく10月1日から進めていくことで、秋の紅葉シーズンに向けてほとんどゼロに低迷してしまった参拝観光客が増えるよう、こういった思い切った誘客キャンペーンを行っていくということです。これだけのプレミアムがついているものというのは全国でもトップクラスだと思いますので、少しでもこれをもって参拝観光の方が増えてくれればありがたいなというふうに思っております。  あと、生活支援ということですけれども、住民向けに聖地高野山応援商品券ということで、先ほど言った2,000円で5,000円の商品券、これを5,000円分を給付をさせていただく。住民一人一人に5,000円の商品券をお渡しするということを考えております。これによって、地域の方も生活に使える部分でいろいろと購入ができるのかなというふうに思っております。そういったところとなります。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) どの自治体もいろいろ工夫を凝らしてしていますが、本町としましたら、確かに上ってきていただいてという部分が基本があって、徐々に戻りつつあるとは聞いてるんですけれども、どこまでこの状態が続くのか心配にはなるんですけれども、住民向けには商品券等支給するということではあるんですけれども、ひとしく行き渡る支援というふうなのがもちろん前提で進められてると思うんですけれども、実際持続化給付金であるとか、継続化の支援金ですとかというのは実効性があると思いますし、200件近い申し込みというかあるということで、ホームページもありましたけれども、そういったところにかからなかった皆さんもひょっとしたらおるのかなと、中には自分ら何もないよなという声も聞くことはあるんですけれども、そうしたところについても、もう一度ちょっと確認いただいてといいますか、なかなか自主的なそういうこと相談窓口もあるかと思うんですけれども、なかなかそこまでいかないという方々もおるので、なかなか難しいんですけれども、そういう町民、事業者、商店行き渡る在り方、それも検討していただけたらなと思います。  それと、公共料金といいますか、水道料金なんかの負担を数か月というのは非常に好評だったと思うんですけれども、今後そういったことを実施するという計画はございませんか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今議員がおっしゃったような住民一人一人に給付をしていくという、国が10万円を給付をいたしましたけれども、こういったやり方というのは本来の姿ではないのかなと。今のところ、先ほど言ったように、私たちはコロナ禍で苦しい状況となった事業所、今回であれば宿坊、飲食店、土産物店というところが一番厳しくなったわけですけれども、そこに対して的確に支援をするという必要があって、それをすることによって高野町内の様々な方々、様々な部分に波及をしていって、本来の高野町の経済というのが振興されるのかなというふうに思っております。それをお伝えさせていただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。  全住民担当の給付策ということで、言い換えれば全国民ということにもなると思うんですけれども、これについては、前回住民10万円の特別定額給付金、国から支給されましたが、政府に対しまして、今後新型コロナウイルス感染症の終息が長期化したり、拡大が再発したりした場合においては、国民の家計の支援策として特別定額給付金の再給付、または、それに代わる新たな給付制度の創設ということを国が責任を持って行うように、和歌山県町村会からの意見に盛り込んでいただいております。これについては、和歌山県選出の7名の国会議員を通じて政府に要望ということでしているところでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そうした活動もというか要請も、ぜひ行っていただきたいとは思うんですけれども、例えば、今困窮しているのは大学生で、大学生を町内の在籍する大学生を支援するというような形で独自に取り組んでいるというふうなまちもあるかと聞いています。そういったところ、あまり気づかないようなところにも、そういう支援を求める声があるかと思いますので、そのあたりまで検討していただけたらなと思います。  続きまして、2点目です。  コロナ禍の中で外出自粛、地域の行事や催し等が見合わされています。町政報告会もなくなって残念やという声もあちこちで聞くわけですけれども、そうした状況で、住民が元気になるような文化的な活動とか取り組みについて検討していただけないかと。といいますのは、社会教育とか各種のサークル活動は、そういった三密を回避したりとかいろいろな予防対策をしながら、健康づくりの催しなど再開し、その後継続していると聞いていますけれども、例えば小規模の開催が可能な範囲で、芸術や文化に関する催しを持つなど、広く住民が触れ、親しむことができるような内容などないのかなと思うんですけれども、これから秋から冬にかけて、ちょっと何かあまりにもそういった行事が少ないし、ぽつぽつとはあるんですけれども、そういったことの検討はしていただけませんかね。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員の御質問のところですけれども、私たちの課においても、毎年11月3日に地域で頑張っている団体を集めて、交流広場ということで開催をさせていただいてるんですけれども、今年については、新型コロナウイルスの感染リスクというものがあるということで、地域で活動される方、高齢な方が活動もされているというところもあって、当課のほうから、今年どうですか、参加できますかというふうな声をかけさせていただきましたら、「参加できる」と答えた団体はほとんどない状態で、交流広場という形で今年実施は難しいのかなというふうに考えております。  しかしながら、やはり議員おっしゃるように、何か頑張ってる団体が日頃の成果を発表できる機会がないのかということだと思います。その機会の1つとして、昨年から高野山観光情報センターのほうで「ⅰKOYAマルシェ」ということで、町内の事業者さんであったり、団体さんであったら無償で場所をお貸ししますよと、そこで出店とか展示とかやりませんかということで、8月の第4週の町内回覧でもそういう呼びかけをさせていただいているところです。ぜひそういうものを利用して、皆さんの日頃の成果を発表する展示を行う、そういったことも行っていただいたらと思います。うち、高野山観光情報センターでしたら、皆さんの作品の展示なども行えるスペースが十分あります。ぜひ来館者の多いこの施設を使っていただいて、そういう文化的な活動というものも発表いただいたらどうかなというふうに考えております。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そうした形で住民が最小限でも交流したり、触れ合いができるというふうな機会をぜひ検討していただけたらなと思います。小中学生、若い子供たちも、そうした学校で文化芸術鑑賞するとかということもなかなか開催難しいですけれども、そういった方法も検討していただいたり、そこに住民がちょっと見にいこうかなというような機会ができるというようなこともあればなとは思います。  最後に、この先、秋か冬にかけてインフルエンザ、通常のインフルエンザの感染予防策というのが、基礎疾患とか持病持たれている方とか、高齢者にとってはより重要と思うんです。このことに関して、予防接種などの対策が有効だと聞いていますけれども、町としてはどのような構えというか、取り組みを進めるのか伺います。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 御説明させていただきます。  議員さんおっしゃるとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大第三波、そしてこれからの季節、流行が懸念されます季節性インフルエンザの同時流行、これが非常に課題となってこようと考えています。そこで3点ほどそれに対応した施策として考えていることをお話させていただきます。  まず、4月にも実施いたしましたが、全町民に対するマスクの配布を第2段ということで行います。4月の配布と同様一人当たり50枚を全世帯に対し、世帯単位で配布することといたします。今回はマスクのサイズを2種類御用意できましたので、小学生以下の子供たち約200名に対しましては、子供用のサイズを配布することといたしました。ただし、世界保健機構WHO国連児童基金ユニセフがまとめたマスク着用に関する指針におきまして、5歳以下はマスクを適切に使用できない可能性があり、着用すべきでないとの見解が示されております。ゼロ歳から就学前までの乳幼児に関しましては、保護者の方が希望される場合のみの配布をすることということで今のところ考えております。配布時期でございますが、10月上旬に配布を開始できるよう現在準備を進めているところです。  また、例年実施しております季節性インフルエンザ対策といたしまして、ワクチン接種にかかる補助制度がございまして、今年も10月1日より開始いたします。本制度は感染リスクの高い年齢層、集団感染が危惧される1歳から18歳、感染した場合、重症化する可能性が非常に高いとされる65歳以上の高齢者を対象に、予防接種を勧奨するものでございます。1歳から18歳は1回の接種当たり上限で1,500円の助成をさせていただきます。対象者は約279名ということになっております。65歳以上の高齢者の方々におかれましては、自己負担1,000円で接種をしていただけるということで、約1,315名と考えております。  しかしながら、この今申し上げた例年どおりのインフルエンザの予防接種の実施実績、平成31年度の実績を御紹介させていただきますと、1歳から18歳が51.5%、約133名、1歳から13歳までは2回接種が必要な年齢層もありますので、133名の接種が昨年は行われております。65歳以上に関しましては58.0%、762名の方、対象者1,314名に対して762人の方が接種されているというような前年度の実績がございます。  町内における集団免疫を高めるということが、このコロナ対策としても非常に重要かと考えておりまして、この従来どおりのインフルエンザの接種に関しましても、できましたら80%を目指して打っていただけるように接種していただけるようにお勧めしていきたいと思っております。  そして、さらに今年はコロナ禍にあるということで、今従来の対象から外れる年齢層の方、19歳から64歳の住民の方々でございますが、その方たちについては働き盛り、お仕事されている年齢層でもあります。社会保険や共済保険等の保険制度の中で補助がなされているような方々もおられますけれども、そこから漏れるような住民の方、国民健康保険の方などですが、そのような方々についても、今年度費用の一部を補助することとさせていただきたいというふうに思っております。  ちょっとこれは社保も共済の方もいろいろと数がまだはじけてませんけれども、対象者は1,318名ぐらいになろうかと思っています。19歳から64歳の方も上限1,000円で助成をさせていただき、できるだけインフルエンザのワクチン接種を勧奨させていただきたいと思っております。  何にいたしましてもそのような手だての上にも、うがい、手洗い、手指消毒、咳エチケット、正しいマスクの着用というようなことはコロナ対策だけではなく、インフルエンザにも非常に効果的な対策やということで言われておりますので、そちらのほうの徹底、住民の皆さんに対して周知徹底をしていくこと、これから努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 残り質問時間が5分少々となっております。  井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 失礼します。  私のほうからは、うちの取り組みの中でもインフルエンザ対策につながる部分というのもありますので、ちょっと御紹介をさせていただきます。  今回コロナの対策として、除菌水、次亜塩素酸水というのを導入して住民さんの皆様にお配りしてるわけですけれども、この次亜塩素酸水は、もともとインフルエンザにつきましても効果があるということで実証されてきたものです。そしてそれを空間噴霧するというのが有効であるということで、当初うちのほうでも、庁舎の中ですとか各公共施設、学校なんかでも空間噴霧しておりましたけれども、5月の末に一部報道でこの除菌水についてちょっと危険性があるみたいなことが出まして、今は人のおる空間で空間噴霧することは避けてくださいねと。役場については、業務終了後に空間噴霧をしてその除菌ということで対策をとっておるというようなところです。  先日から、このインフルエンザもぼちぼちはやってくる時期になってきましたので、教育委員会に出向きまして、教育長、それから次長に対しまして、学校の現場でも、放課後に以前からお配りしてある加湿器を使ってこの次亜塩素酸水を空中噴霧していただいたら、またそのインフルエンザ対策にもつながるんではないかというところで、ぜひ活用していただいたらどうかなというところで提案させていただきました。それにつきましては、非常に前向きな回答いただきまして、また現場のほうに伝えたいということで返事をもうております。またそういうことで、学校のほうでの集団感染というのにつきましては、またこういうことをやっていけば多少のリスク軽減というふうに図れるのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 分かりました。いろいろまた今後取り組みをとか検討をという部分も出しましたが、いろいろな広報、先ほど来の数についても広報活動等も丁寧に住民向けにしていただけたらなと思います。どうぞよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(大西正人) それでは、しばらく休憩します。  再開は1時半から、1時30分からお願いをいたします。            午後 0時27分 休憩            午後 1時30分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  傍聴の方におかれましては開始時間が遅れまして大変申し訳ございません。  それでは、順番に発言を許します。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 失礼いたします。  まず、質問をする前に当局の方々にお願いがあります。言われた質問に対して真摯な答弁をいただきたいです。的を外れた答弁をされますと時間が超過いたしますので、私が質問した内容についてを明瞭端的にお答えくださるようお願いを申しておきます。  それでは質問をさせていただきます。  5月議会でコロナ対策給付金3億円が可決されてから3か月以上たっておりますが、いまだに給付されておりません。緊急のことでもあろうと思いますが、なぜ、いまだに給付されていないのかをお尋ねいたします。  そして、事業主に対してはどのように給付、配布、給付ですね、されるのか、その内容をお尋ねいたします。  そして、国から除外等されている宿坊、旅館業者については6月議会では1億円が給付するということになっておりますが、白紙にしたと説明がありましたが、これはどのようになっているのかをまずお尋ねいたしたいと思います。  あとは自席で質問させていただきます。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員さん御質問の件について説明をさせていただきます。  まず、給付がなされていないということですけれども、高野町事業継続化支援金ということで、8月3日から申請の受付を始めまして、11月30日までの期間申請をして、それに対して給付をしていく形となります。現在、8月21日までに受付を完了した申請の件数が106件あります。これを9月15日に給付できるように事務を進めております。  それと、旅館業のことですけれども、旅館業の届け出を行っている宿坊、これについては給付はありません。 ○8番(所 順子) 聞こえない。 ○議長(大西正人) もう一度お願いします。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 旅館業の届け出を行っている宿坊へ、現在、高野町事業継続化支援金の給付はありません。 ○8番(所 順子) 現在やけれども、預かっていらっしゃるでしょう。 ○議長(大西正人) 続けてお願いいたします。 ○観光振興課長(茶原敏輝) なぜ、お寺に、お寺じゃない、旅館業の届け出を行っている宿坊への給付がないかといいますと、今回、高野町事業継続化支援金というのが、幾つかの要件を満たさないと支給ができないことになっております。まず、令和2年3月31日時点において、町内に主たる事業所を有する事業所という形が1つ、国の持続化給付金及び和歌山県事業継続支援金の給付を受けた事業者であること、宣誓書を提出する事業者であること、町税や使用料、手数料の滞納がない事業者であること、あとは暴力団の関係とか支援金の趣旨、目的に適当でない場合とか、そういった事業のものがある場合は出さないということになってますので、このうち国の持続化給付金の給付を受けた事業者でないと、町の高野町事業継続化支援金は給付いたしませんので、現在国のほうで、宗教法人についてはこの国の持続化給付金の対象としておりませんので、町内の旅館業の届け出を行っている宿坊についても、当然国の持続化給付金の対象にならないということで、ここの部分が抜けてしまうので出せないという形になります。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それではおかしいじゃないですか。町長がインターネット、フェイスブックで憲法に触れるかもしれませんがとか、そしてメディアにですね、町が独自の給付金として、国の持続化給付金では宗教法人が給付対象から除外されているが、高野町が独自に事業継続化給付金を設け、収益事業の宿坊も支給対象としたとありますし、町長さんが、宿坊のためにインターネットでは「憲法違反になるかもしれないけれども」と言って、言いながら3億円のうちの1億円を計上し、議会が可決をしたという形でありますので、今になって、国のほうでは除外されて、宗教法人は対象としていないので配布できないと、全然初めの出だしと今の答弁では違いますでしょう。  そういう配布しない、お寺もこれを当てにしてたお寺さんもあったのではなかろうと思います。当てにしてるところもあったんではないかと思いますし、「宿坊に払う」とメディアなどで言っているにもかかわらず、払えないのならなぜ対象者ですか、じゃあ何件ぐらい、宿坊でその給付金をいただいている宿坊、旅館業があるんですか。それにお答えください。何件ぐらいそのような書類がそろって提出されているんですか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 国の給付金の対象に宗教法人がならないということで、その部分がやはり欠落をいたしますので、対象になってる旅館業の届け出を行っている宿坊はないということです。 ○8番(所 順子) ゼロですか。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) その対象外に高野町は「独自で出す」と言ってメディアにアピールしたわけですやん。そして、町長もインターネットでは旅館業がこういうときに税金も払っているのに、さようならはないでしょうと、だからそれを私は5月に提案いたしますということをフェイスブックに載っていたわけですよ。そして5月に1億円というお金、そして3億円のうちの1億円はお寺に配布するということになっておりましたですよ。それを全く、今回は国のほうでは対象としていないので出さない、そうすることによりましたら「宿坊に払う」とメディアなどで豪語してたわけですから、そういうのはやはり「宿坊に出せませんよ」ということを言って謝罪せなあかんの違うんですか。  そしたら、その1億円、お寺として1億円預かっていただいてます。緊急性のものね、それは一体どうなさるおつもりなんですか。議会を含め町長提案1億円、そして議会の可決、この1億円に対してはどのように思ってらっしゃいますか。そのようないいかげんな公金のことを可決している高野町でございますよ。それは駄目でしょう。その辺のところはいかがお考えですか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 現在、和歌山県選出の国会議員の皆様に、この窮状について町長のほうがお話をされています。各宿坊からの陳情書ですね、要望書も含めてお出しになられて、今国のほうで、ここが旅館業の届け出を行っている宿坊、これを対象にできないかということで現在検討をしてくれていると思います。まだ、その回答が返ってきていないので、現状その回答を待って判断をしたいと思っております。国につきましても今、内閣総理大臣のほうがおやめになられるということで、非常に政局で混乱をしております。いつまでに回答がいただけるか分かりませんが、いましばらくその回答を待ってこの部分については考えたいと思っております。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) こういう問題は緊急性のものですし、タイムラグというのがありますし、こんなもの国の答えが出るまで預かっていたらいけないでしょう。コロナも終息するかもしれませんし、公金ですよ、公金を1億円通過させている議員さんたちも責任があると思いますよ、これ払えないお金、これを通過させてる。  町長は初めから、こういうことが起こるというのを前提の下にインターネットで流してらっしゃるんですけれども、政教分離と分かっておりながら、憲法にまで関わる問題であるということをインターネットで申した挙げ句、このお金を出してきてるんですよね。こんなもの駄目でしょう。  公金にこのような国では出してはいけない、対象外のところに高野町は独自でこのように「出す」と宣言しているんですよ。お寺のほうもこれはどのような回答を得られているか。この辺のところ町長さんどのように、宿坊、旅館業の方たちとお話をなさっているのか、その辺のところお伺いいたしたいと思います。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、国のほうに要望しているその結果を待ってということで、当然宿坊に出さないんではなくて、今その状況を待っているだけですので、そこを御理解いただきたいと思います。当然年間23万人の宿泊を令和元年度においてはありました。そのうちの11万人が外国からの観光客ということで、そこを担ってくれた宿坊というのは非常に高野町として大事にしております。当然町長もそこをしっかり手当をしたいと思われております。その中で発言をしていったことだと思いますので、それは気持ちとして御理解をいただきたいと思いますし、その気持ちに対してできるように、現在できないかということで国にも要望し、その状況を待っているということですので、そこを分かっていただきたいと思います。  宿坊、一般社団法人高野山宿坊協会の理事長には、しっかり町長のほうからもお話をされて、こういうことで、今、国に要望してるから少し待ってくれということで説明をさせていただいて御理解をいただいている、そういう状況です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。
    ○8番(所 順子) 国の許可を待つというのもおかしいんですよね。憲法にも関わることだからといって、違反的なものも分かっておりながらこれを出して、メディアに多く広めたわけですよ。それにもかかわらず、国の答えを待つそのようなことのお金を出してきたら、初めから、じゃあ宿坊、旅館業が対象外から外れたときに、このようなお金を出したらよかったんであって、このように国の結果を待たなあかん。いつ、そしたら答えが出るんですか、国の。これはタイムラグがあると私、言ってるでしょう。コロナが終息することに緊急な給付金出したって仕方がないんですよ。  そして、このようなお金は高野町の税金ですわ。ふるさと納税は皆のもの、国や県のお金ではございません。高野町のふるさと納税でございますよ。皆様のふるさと納税ですよ。それが可決して、1億円宙に浮いてるわけじゃございませんか。そして待つ、国の答えを待つ、そのような税金の使い方してもらったら困るんですよ。それは困ります。そうすることによれば、出せないんであれば一旦この給付金については全て撤回し、宿坊も含め全住民1件につき20万円から30万円を給付するべきです。  国とそして事業者ですが、どのような配分に、11月まで「書類を集めてから」とおっしゃってますけれども、これも緊急性のものですから、タイムラグありますよ。そんな8月から8、9、10、11、そしたら今まで3か月、これ4、5、6、7、8か月にわたって給付できないわけでしょう。そういうの緊急性の対策費とは言わないんですよ。やはり緊急性というのはすぐに給付すべき、それが緊急給付でございましょう。  それを待つ、11月まで待つ、そしてこの9月議会において事業者に106件ですか、200件ぐらいあると計算してますのに、106件ぐらいを見ていらっしゃると。そしたら11月までに何件ぐらいを予想されているんですか。そして1件毎にどれぐらいお金をお支払いになるか、その辺のところを答弁願います。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) まず、何も私たち情報もなく、この事業を始めたわけでは、予算化をしたわけではございません。4月当時は、国のほうが宿坊、旅館業の届け出を行っている宿坊も、この国の持続化給付金の対象になるということを言っていて、それを元に予算化をさせていただいて、議会のほうを通過をしていただいております。  ところが、5月になって国の判断が様々にぶれましたので、その中で宗教法人というのは駄目だということになってしまいましたので、現状、それでは困ると、ですから、各宿坊寺院の皆さんに御署名いただいた要望書を国に出して、それを今国の答えを返ってくるのを待っているということですので、そこは御理解いただきたいと思います。  それと、これをやめて個人に20万円というお話もありましたが、この一律給付ということでは、今回コロナでダメージを受けたところを手当をしていく、つぶれないようにしていくというそういう考え方に反しております。要は、ダメージを受けてない、ふだんと変わらない生活されている方にも含めて給付するということになりますので、それは1つの市町村が行うことではなく、国のほうに要望しながら、国として、またコロナのほうが進行して再び経済的に苦しくなったときにやっていただけるように、先ほど企画課長のほうが、公室長のほうがお話してましたように、再度和歌山県の市町村会を通じて国にも要望しているというところです。そういったことも御理解いただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 要望は行ったというのは存じ上げておりますが、要望以前の問題であるんですよ。要望を持っていく前に、某ニュースペーパーによれば、宿坊経営は収益事業に当たるため、税金を支払っているにもかかわらず、高野山真言宗総本山金剛峯寺の塔頭が事業主である宿坊は、政教分離で持続化給付金の対象外となっている。  一方、同町は町の観光や活性化に欠かすことのできない宿坊を支えたいと中小企業、小規模の旅館業とみなして上限額200万円の給付金を支払うことにしたと、これ町の、自分たちがメディアに答えている内容なんですよ。そんなのはもう初めから憲法違反、国からの除外と分かっていても、これを出すといった責任は町長さんにあると私は思っております。  ですから、今現在にそれが給付できないのであれば、宿坊、旅館業にまずは謝罪をすべきだと思っております。謝罪をして、今現状は支給ができなくなりましたと、そういうことが必要なんじゃないですか。この先、いつまで待って、国の答えを待って、もしそれが「ノー」という答えであったときのことを考えるのであれば、国から対象外が外れたときに、また新たに支給をされるということも考える方策もありますけれども、今現状ではそういうこともできていませんのに、町長さんが先走り憲法違反にも関わるかと言いながら出してきた1億円でございますよ。  この辺のところはやっぱり、私もこの質問したくはございません。正直なところ。ですけれども、せざるを得ないことを提供してき、そして1億円が宙に浮いているんでございますよ。それは住民のふるさと納税でございますので、このような質問をせざるを得ない私の気持ちも分かっていただきたいと思います。このようなことを追及していくこと自体が私も嫌ですし、町長が出してきた問題にこのようなことを質問しなくちゃいけない、支払いもできないお金を可決させた議会にも責任ある。出してこられた町長さんにも責任があるんではないですか。  もう撤回されて、この給付金について、1件毎に20万円から30万円宿坊、旅館業も含めまして、国、そういうふうなものを住民に不公平ではないように支給されたほうがいいんではなかろうかと思いますよ。国でいただいた額を出すということもちょっとおかしいですし、そして、県からは20万円しか出ていないんですよ。高野町は県や国のような予算はございません。  ですから、皆がふるさと納税でこの給付金ですか、コロナに対策の給付金をいただけるんであれば、そらうれしいに決まってますけれども、1件毎に20万円から30万円、事業者には30万円、一般そのほかの方たちには20万円、そういうふうに公平にふるさと納税を使っていただきたい。私はふるさと納税をこのように限られた方たちだけに給付されるということは、不公平極まりないと思っておりますよ。みんなのふるさと納税です。一部の方たちだけがこのふるさと納税を使用する、それはもってのほかと私は考えます。ふるさと納税というのはみんなの税金ですよ。その辺のところをお考えください。  もう私は、この問題にはどうして緊急に支払えないのか、どうして宿坊、旅館業にもいまだに配布されていないのかということをお尋ねいたしましたですよ。ですけど、保留1億円もされて、いまだに給付されていない。緊急事態でございます。宿坊も今大変な時期でございますよ。もちろん給付があればいいかなとは思いますが、国からは除外ということを突きつけられているわけでございますので、それを乗り越えてでも町長はこれをやり切ると、あなたはメディアに発信したわけなんですよ。ですから、これができないのであれば宿坊、旅館業に謝罪をしていただきたい。そして、もう一度原点に戻り、このふるさと納税の給付について考え直すべきだと思っております。答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼します。  まず初めに、今回の高野町が行います事業継続化支援金の原資ですけれども、財源については、令和2年度の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主に使わせていただいておりますので、ふるさと納税がというところではございませんので御理解をいただきたいと思います。  そして、午前中、4番議員さんの御質問でも御説明させていただきましたとおり、一律の給付ということに関しては、国が責任を持って行うべきであると考えておりまして、政府に対してそういう要望をしているというところでございます。今回の町のコロナウイルスの支援策としましては、コロナ禍でダメージを受けた個人を含めた事業者の方の救済を最優先ということで、現在事業を考えさせていただいているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) いえいえ、ニュースペーパーなどのあなたたちのインタビューで「ふるさと納税」ってちゃんと出てますし、この3億円はふるさと納税ですよ。どんなお金か知りませんが、「ふるさと納税で救済」って載ってるんですよ、現に。それを違うと言うんですか。ふるさと納税でしょう。そういうふうな、ころころころころ変わったような答弁欲しくないんですよ。あなた方がインタビュー受けて、ふるさと納税からとちゃんとここに証明があるんですよ。そしたらこの記事はうそですか。新聞社訴えやなあきませんやん。こんなうそ書いて。  ふるさと納税ではないというんですか。私はふるさと納税だと認識しておりますよ。ふるさと納税で3億円と思っておりますわ。それが今の課長では「違う」とおっしゃるんですから、とんでもないごまかしの答弁、そういうふうな答弁を欲しくないと言ってるんですよ。そういうふうな答弁をいただくために私この質問してるんと違いますよ。このふるさと納税から出た3億円の配分、もう皆が納得、住民たちも納得するように、全員に給付すべき、考え直したらいかがでしょうかと、そういうふうに私は提言をしているわけでございます。  その辺のところを思っておりますし、そして先ほどのどなたかの質問、そうですね、4番議員さんの中で、住民には5,000円の商品券を配ると、そういう問題ではないんですよ。そういうものを5,000円配られて、ほかの事業者や宿坊、旅館業以外の方は5,000円の商品券、先ほどお配りになるとかというような答弁ございましたが、そういうことをしないで、一括で皆様に給付できる方策をとっていただきたいという思いでいっぱいでございます。  もう緊急性であるにもかかわらず、11月頃にはコロナが終息になってるかもしれませんよ。こんな緊急性の給付金というのは、今困っている方々に緊急に出すというのが緊急給付金です。それを8か月も9か月も先に、終息してるかもしれないと言ってるでしょう。そういうのは通用しませんよ、この緊急事態の給付金については。私はとんでもないと思っております。  その辺のところで最後に答弁いただきたいと思います。ほかの質問もいたしたいんでございますよ。どうしてお寺にも宿坊、旅館業にも出せない国の結果を待っている。そうすることによりますと、待っていても答えがどちらかも分かりません。このようなあやふやなようなことの給付金1億円につきましては、やはり一旦は謝罪すべきであると、この件についてはいかがお考えですか。謝罪をして、そして一から取り決めを違うようになさったほうがいいのではないかと思います。いつまでもこれを引っ張る、じゃあ国の答えを待つまで、国がじゃあ宿坊、旅館業にオーケー出るまで、来年かも分かりませんし、いつになるかも分かりませんやん。そういうのはこういうふうにお金を使ったら具合い悪いですよ。  小中一貫教育にもしてですよ、9月には入札をすると言ったにもかかわらず、まだ入札も行われていない。そういうふうなお金だけは出ております。建物に47億円、ですけれどもまだ入札もされていない。することが、先にお金を出しといて後で物事を考えていく。このようなやっぱり出し方まずいんと違いますか。やはりもう少し物事を真剣に考えてから、予算というものを組んでいかないと、こんな余ったお金一体どこに補填するんですかね、課長さん。これ、国から答え出なかったらどうなさるおつもりですか。答弁最後お願いします。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) まず、時系列で物事を見直していただきたいんですけれども、今議員が読まれた新聞記事というのは、5月3日の町長、町のほうからの発言だったかと思います。その後、国のほうで宗教団体は出さないというふうに変わっております。ですから、私たちは国に翻弄されているところがございます。ただ、現在申請を受け付けてますこの高野町事業継続化支援金の要綱、これにしますと、先ほど言いましたように、国が旅館業の届け出を行っている宿坊へも給付をしてくれれば、今の要綱のままスムーズに宿坊に対しても支払っていくことができると思いますので、そういったものを国のほうが判断していただくように、また要望もしていき、待ちたいというふうに思います。それが一番スムーズかと思います。  そうですね、国のほうには何度も町長のほう要望を出しております。それを受けて、また国のほうの回答が得られると思いますのでそれを待っていく、そういう形かと思います。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) この問題を早く終わりたいんですよ。そういう答えをいただきたくなくて、政教分離を考えたときには、これは憲法に関わる問題ですので、憲法改正しないと宗教法人に政教分離がある限り、このようなお金を高野町から出せないということが明らかに外に出てますやん。町長が幾ら「出したい」と言って1億提供してきても、国ではどのように要望されてきたんか知りませんが、国の答え待ち、これでは出した意味が全くないんですよ。ですから、国を乗り越えてでも町長「やり切る」と言って1億円出してこられたんですよ。ですから、今がこれができていないんだから、私は先ほどから言っているように、謝罪をして、そして一からこの給付金の考えを変えたらいいということを言ってるんですよ。  それはもうできないものはできないんです。そしてタイムラグもありますし、そういうことに私は思っております。ですから、国の答えを待つまで、ずっと1億円何もせんと町が預かっておくんですか。預かるようなお金じゃないでしょう。皆さんの税金ですよ。高野町のお金ですよ。それをずっと預かっておく、答えが出るまで。何という失礼な税金の使い方、これに尽きます。  もう次の質問いきますよ。答弁はそれだけですのでね。国から答えをいただくということは、憲法を変えてからにしか出せないということになりますので。それを待つんですね。コロナが終わってるかもしれませんよ。やっぱり緊急に宿坊、旅館業もいただきたかったお金ではなかったんかなと私は思いますよ。これを出せないのであれば謝罪をしてくださいと私はお願いしてるんですよ。  もう以上でございます。この件に関しましては。  そしてマスク、消毒液などに使った費用は幾らですか。これ全然予算書には出てこないんですよね。そしてどこの予算から出たのですかね。3番議員さんが一般質問されたときに、独自で調べて6,000万円という大きな額であったということを私はお聞きしましたですけれども、この予算化された形は見えていないのはなぜですか。どこから仕入れて、業者はどちらからお買いになって、また第2段として10月にマスク配布するということを今日発表されましたですけれども、マスク買ったのはどこから予算化されたのかも見えてきておりません。またどこの業者、どこから仕入れたのかもお尋ねをいたしたいと思っております。このことを明瞭端的にお答えいただきたいと思います。  また6,000万円ほど、何千万円かこのマスク代には要るんですか。町長は、前には「マスクは健康な人は必要ではない。かえって誤解を招く」と言われて「マスクを配布しない」と言いながら配布したマスクでありますので、今回また10月にマスクを配布されるということを発表されたんですよ。このマスク代一体どこの予算で出ているのですか。それを答弁願います。今までマスク配布ですか、5月してから5、6、6月議会も9月議会の予算にも浮かび上がってきておりません。そしてまた、マスクを10月に配られる。一体どこの予算から出てるんですか、そのことを答弁願います。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。  議員御質問のマスクの費用につきましては、緊急を要するということで予備費のほうから支払いをさせていただきました。そして、財源につきましては、先ほど継続化支援金のところでお話をさせていただきました令和2年度新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てさせていただいております。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 何月の予備費からですか。何月の議会の予備費からですか。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 予備費ですので当初予算の予備費から使わせていただいております。 ○8番(所 順子) 3月の、当初予算といえば3月。 ○企画公室長(中尾 司) 当初予算ですね。 ○8番(所 順子) 当初予算、何月。 ○企画公室長(中尾 司) 3月議会で御承認いただいた新年度当初予算でございます。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 予備費からマスクを使いましたという発表もありませんでした。単なる予備費でそうすることによれば6,000万円、大きなお金でございますね。菊谷議員が質問した中では、消毒液とマスク代で6,000万円と、そのようにあなたの、水道代も入っているの。6,000万円と独自で調べたというふうに聞いております。そしたらマスクと消毒液は幾らですか。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) マスクの費用につきましては、995万円でございます。 ○8番(所 順子) 消毒液は。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 私のほうからは消毒液についてですけれども、アルコール消毒液については、これまで合計807リットル相当購入しておりまして、その費用は59万3,460円というふうになっております。  それから、あとうちのほうで次亜塩素酸水、あれも1つの消毒液ではないですけれども、あれを消毒液に分類するとするならば、その生成器、作る機械ですね、それが62万5,900円で購入しております。  以上です。 ○8番(所 順子) 水道料金は残りですね。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) マスクの発注について御説明させていただきます。  まず、4月20日よりお配りしましたマスクに関しまして、1枚66.3円ということで、先ほど企画課長のほうからお伝えしましたとおり。 ○8番(所 順子) 同じ答弁要りませんよ。 ○福祉保健課長(尾家和代) 994万9,500円でした。10月から配布を開始する分につきましては、1枚当たりの単価が15円で247万5,000円になります。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 先ほど、ほかの課長からマスクは995万円ですか、99万5,000円やったかな。995万円と答弁いただいてるんで、2回同じ答弁は結構でございます。もうそれで了解はいたしておりますので。  結構でございますけれども、そのような説明がやはりどこからかマスクが出た、消毒液がどこから出たかとか、そういうふうな報告があってしかりと思いますよ。幾ら予備費で出た、何に出たというのは結構でございますが、議会にマスクはどこから出ました、何枚で幾ら要りましたという報告が全くございません。調べた議員さんが、独自で調べて6,000万円ほど要ったというふうな状況では困るんですよ。皆さんに個人的に調べた方たちだけではなく、全員の議員に知らせがなくちゃいけない、これは課題だと思っておりますので。  今後はこのようなことがないように、マスク配布した後で、どこから出たんやろマスク代、私、6月にもマスクどこから出ましたか、この予算にはないですよという質問もしておりますので、そのようなお金の分からないような出所ですか、そういうのは困るんです。やはり税金でありますので、この予備費から何ぼ出ました、はい、これ出ましたと、正確な金額をやはり住民代表である議会に報告すべきであると思いますよ。それがなされていない、こうやって質問をしない限り分からない状況にありますよ。ですからその辺のところはちゃんと報告してくださいませ。  どこの業者からというのを答えてくださってないんですけれども、これはどこの業者から消毒液とマスク、それについてお答えください。業者。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) アルコール消毒液ですけれども、申し訳ないです。全ては覚えておりませんが、一部はコジマ薬局というところから購入をしております。それから、次亜塩素酸水の生成器というのは鹿児島の宝来メディックという会社から購入しております。  私のほうからは以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) なぜ高野山に薬局もあるのに、この何ですか、高野山以外のところから仕入れなくてはいけなかったんかなと、高野町の薬局を経由して仕入れるべきではないんですか。でなければ、このお金も高野山以外のところに出ていってしまうということになっております。やはり高野町の薬局を通じ、コジマ薬局ですか、どこにあるのか知りませんが、そこに頼むんであれば高野町の薬局から注文をして、そして仕入れて配布するという形が望ましいかと思いますよ。どうして税金であるのに、何ですか、丸投げですか、ポイ捨てですか、そういうの駄目ですよ。なぜこういう薬局に高野町の薬局を経由しないで仕入れたか、この辺のところはどうしてですか。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 一定数量多数必要でしたので、それが町内の業者さんではそろわなかったということです。  以上です。 ○8番(所 順子) いえいえ、ここのコジマ薬局から入るんやから仕入れたらよろしいやん。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) いやいやこのコジマ薬局さんから仕入れられるんであればね、高野山の薬局を通じて仕入れたらいいんじゃないかということを言ってるんですよ。直接別にコジマ薬局さんに高野町からお金を出して仕入れる必要はなく、ヒラノ薬局もありますわ、平田薬局もとらやもありますよ。そういうところから聞いて、仕入れて、そして買って配布したらよかったんではなかろうかと思います。税金の使い方ですから、直接に下に流してしまうというようなことでもなく、そのような形をとればよかったんではなかろうかと思っております。  そうですね、どうしてということ答え明瞭端的にお願いいたします。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 緊急性があったというのもあります。今後緊急性のない場合については、またそういうできるだけ町内の業者さんを使うという方向で検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) もうそうするべきであると思います。今後からというのではなくて、公金の使い方がとんでもなく、何でもいいわみたいな感じに見えてしまいますので、そのような全てにおいて使い方はよくない使い方だと思います。やはり高野町の税金、公金のことを考えて、やはり歳出していただきたいなという思いがございます。  そして次の質問、クラウドファンディング360万円補助した内容はどんなものでしたんですか、また、なぜインターネット使用料でそれだけ補助金が出るのか、また結果はどうなんですか。この辺のところをお尋ねいたします。  個人的に出して、個人的ではない、これをチェックした限り、いろいろなところが参加をしたとしておりましたですけれども、どうしてこのインターネット料金の使用料が360万円も補助金として出るのか、この辺のところはどうしてですか。  答弁6月に、課長が「インターネット使用料につき使用をするために補助金を出している」と答弁しておられますので、インターネットそんなに短期間であるのに360万円も使用料かかるんですかね。私もインターネットしますけど、そんなにお支払いはしておりませんよ。どうしてこのように360万円要るんですか。そしてこのインターネットのこれですね、クラウドファンディング、これ調べたところによりますと、成功しておられませんじゃないですか。そしたらお金これどうするんですか。これクラウドファンディングというんですか、成功報酬でしょう、これ。これはどのようになっておりますか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今御質問のありましたクラウドファンディングの支援補助金についてですけれども、これは町内の若手の有志が集まって会をつくって、インターネット上でのクラウドファンディングを実施しました。このクラウドファンディングというのは、インターネット上でインターネットを利用して資金を集める手法ということで、1,000万円集めるということで当初お話を聞いておりました。  そのインターネットの使用料ですよね、それが約20%ほどかかってくると、そういうことがあって、その1,000万円に対して20%というと高額になってまいります。それと未来のお参りチケットということで、応募いただいた方にプレミアがついたクーポン券を進呈すると、こういうことも含めて360万円ですか、予算化をさせていただいております。実際それで進みましたが、現状としては1,000万円という金額には至りませんでした。でも、今集まったお金をもちまして、町内の事業所においてその未来のお参りチケット、これを使えるようにして事業を進めております。そういう状況です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 1,000万円ではないです。インターネットで調べたら目標額は500万円でしたよ。それに、最終的に200何十万円しか集まっておらないというの私も調べましたので、そして某お寺さんの方がクラウドファンディングをして、補助金もないんですけれども目標額を達成をされておりました。このような目標額も達成もできないのに、この方だけ360万円の補助金が出てるというのおかしいじゃないですか。このお寺さんに限りましては、補助金なしで目標額を達成されておったんですよ。目標額達成されていなかったら、その分の補助金は返していただけるんですかね。その辺のところは、もうこれは出したから返らないというふうな、返るか返らないかだけを答弁願います。時間もありますので。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) そのお寺さんの部分というのは、1つのお寺さんが、自らのお寺さんのこともあって進められたクラウドファンディングだと思います。今回町のほうで補助金を出すいうのは、町内の有志の方が集まってコロナ禍で傷んだ町内を救うということでやり始めていただいたことで、現在2枚のお参りチケットが使える事業所も52ありまして、いろいろな分野にわたっております。そういうことで町として補助金を出せるということで始めたものでございます。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 全然言われたことに答弁いただいていませんよね。この補助金に対する失敗ですよね。個人とは違ういろんなこと、金剛峯寺をはじめ高野町、商工会など、いろんなところが組み込んだクラウドファンディングを高野町の名前で、この個人の方が言い出しの方かどうか分かりませんが、やられて、失敗に終わってるわけですよね。ですから、その余ったお金は返るのか返らないのか補助金をということを、返る、返らない、こう答弁してくださいと、個人でやって成功してるのに、高野町も含めてやってるところに失敗してるんですよ。この辺の失敗することに補助金を出すということは駄目でしょう。成功報酬じゃないですか、補助金なんていうのは。失敗するために補助金を出すというようなことはあきません。税金ですわ。ですから、このお金の残り、これはインターネットもそんなに使ってないでしょう。返るんですか、返らないんですか。その1点をお伺いいたします。お金の補助金の残りは返る、返らない。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 失敗はしておりません。現在も言っておりますように、52の事業所でこの未来のお参りチケット、クーポン券が利用できるようにということで事業は進められております。その結果を受けて、最終的に補助金として幾ら出せばいいかということは精査いたしますが、失敗はしておりません。
     以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) もうこの問題は結構でございますが、このクラウドファンディングは期限がありまして、何日以内にお金を集めなくちゃいけないということですので、延々とやっているということ自体に、これはちょっと問題があって、クラウドファンディングのシステムは目標額に達成するのには期日があるはずです。そういうところ今も延々とやっていらっしゃる。そういうことはちょっとどのようになっているか私も理解できませんが、こういう補助金というのは、片や補助金なしで成功、片や補助金をもらってこのような状況にあるという、やっぱり出し方の問題ですね。  ですから、補助金をもう少し大切に、前の空海ドラマ化ですか、あれもいまだにドラマ化されておりませんが、あれも200万円出ております。そういうふうなドラマ化なった後に補助をすればいいのに、なってもいない前から補助、補助と出しておりますやん。そういう補助の出し方はまずいですよ。ですから、このような補助金の使い方ですね、もう少し考えてやっていただきたいと思います。  そして、ふるさと納税返礼のビールについてでございますが、富貴産となっておりますよね、あのラベルには。本当に富貴の人の活性化になっているのですか。聞くところによれば、民間委託されていると何か説明がありましたですが、これは誰に民間委託されているのかを明瞭端的にお答えください。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  民間委託というよりも、富貴さんのホップにつきましては、法人の生産者がホップを作っております。また、地ビールのほうにつきましては、その法人とか、またあと和歌山の酒造メーカーが入りまして、クラフトビールの製造をしております。ですので、富貴産のホップは使用しております。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 富貴産のホップを使用してて法人格のところに委託ですかね、そのようなみたいな形になってるわけでしょう。初めは、富貴の活性化ということで、ある方が初め小さな田んぼか畑か分かりませんが、そこでお作りになったというのがし始めだったんですよね。それが知らない間に法人になってるという、何か法人扱いの方に依頼してるんでしょう、これ。違いますの。富貴でやってますの、全部。富貴の方「このビールも見てへんし、味も知らんし」と言うてますし、富貴の方にメリットはないというふうなことをおっしゃってますけれども、本当にこれ富貴の活性化になってるんですか。そうでなかったら、富貴産ビールとしてやったらいけないんじゃないかなと思いますよ。富貴のどなたがメインでこの仕事をやってらっしゃるんですか。富貴の区の方が全部で全員でやってるのかとか、そういうのがあるでしょう。そういうのどないなってます。簡単明瞭に答弁願います。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) まずですね、富貴の活性化の以前に、まず農地の耕作放棄地の解消ということから進ませてもらってます。ですので、まず何が農地のほうで生産ということができるかというところで、まずホップの栽培のほうができたということから始まっております。  また、そういった中で地域活性化ということで、また農業委員会さんが御意見とか、また地元の農家の方の御意見とかいただきまして、栽培のほうに向けて進めてまいりました。今はですね、ホップのほうも生産ができて、ビールのほうも形にはなっております。ただ、今回コロナ禍の中で収穫祭とか地域を巻き込んでのイベント等もできなかったことも反省はありますけれども、今後は地域の方にも知っていただくようなこともさせていただきまして、地域振興にも努めたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 富貴の方だけではなく、高野町の住民もこのビールの形すら飲んだこともございません。宿坊でだけ販売となっておりまして、高野町のお店や何かにはこのビール売ってないけど問い合せなどありますけれども、高野町の住民すらこのビールのことは存じ上げてないんですよ。これがふるさと納税の景品とはおかしいじゃないですか。住民が全て知ってて、高野町のものであるものをふるさと納税で出していかなあかんのに、これ何ですか。この法人格のところから直接宿坊に卸して、じゃあこの代金たるものは、町にどこからどのように、また富貴に、ホップ作ってどこに入るんですかね。宿坊で売ったビール代はどこに入る。富貴で作ったホップ材は富貴の方、富貴に入るんか、それとも高野町に入るかその辺のところ明瞭に短い時間で答えてください。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  お金の流れという話にはなるんですけれども、ホップを作っているのは生産者でございますので、生産者の販売になっております。またですね、お寺で取り扱う、ごめんなさい、ちょっと前後するかも分かりませんけれども、当課としましても、製作に当たりましては町民の方に、限定的ではございますけれども、試飲会とかそういった形で先生の皆様に御案内はさせていただきました。その点でお知らせ等不十分かとは思いますけれども、そういった形で進めてまいっております。  今回も、4月から寺院のほうで取り扱う予定にはなっておったんですけれども、やはりコロナ禍ということで、今、今月の16日からお寺で取り扱うということで、一種プレミアム感を出しての取り扱いとなっております。  また、お金のほうも、そこはまたお寺と生産者の方でのやりとりになってきますので、そこはお寺と生産者の方のお金の流れになっております。  以上です。 ○議長(大西正人) 残り時間5分少々となっております。  8番、所君。 ○8番(所 順子) お寺で販売してね、そのお金のこと、高野町に入らないというふうな形はやっぱり駄目なんですよ。やはり高野町でお金もある程度出ておりますし、それをお寺で販売だけ、富貴の方も試飲もしたこともない。そういう何とか会をして試飲しましたというのは僅かな方ですよ。金剛峯寺に奉納したというのと、試飲に来たのは限られた方で、試飲数も限られてましたですよね、あのとき。  ですから、皆さん知りませんよ、高野町の人も富貴の人も。そんなものがふるさと納税の景品で出るというのはおかしい話でね、皆様に出せないようなビールの販売、製作、これこそ活性化にも何もつながっておりませんし、ふるさとのものでもないと思います。一部のものでございますので、本当にふるさとの活性化を考えるんであれば、富貴の方も、まあ本当に収入につながる、そういうふうなものでなかったら、富貴産ということ自体に富貴の方怒るん違いますか。  私は、高野町の商売人の方が問い合せはあるけれども、売るものがない、見たこともないとこういうふうに伺っております。こういうものがふるさと納税で出るということ自体に、商売されている方や富貴の方、やはりクレームが出てきて当然だと思います。こういうふうなようなやり方は、町独自、単独でやってるとしか思えませんので、活性化につながっておりません。最後答弁いただきたいと思います。町長、私には答弁一切ございませんけれども、答弁最後いただけますか。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼します。  ふるさと納税の返礼品で天空般若のビールを使わせていただいております。今年は期間限定ということでお出しをしておりますが、将来的に宿坊での利用ですとか、そういったものが増えてくれば、当然使うホップの量も増えてきますし、富貴地域でホップの栽培というのが定着するというところも、可能性として非常に高くなってくると思います。富貴の農業の活性化というところで地域振興に大きく寄与する事業ではないかなと考えておりますので、御理解ください。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 高野町の住民の商売人の方たちや富貴の住民の方たちには、決してこれはメリットのあることではございませんと痛感いたしました。宿坊にしか置けないようなビールを作ったら駄目でしょう。やはり高野町全体、冨貴も含め全体において販売をする。それが高野町の名産になっていくんではないかと思ってこの質問を終わらせていただきます。  町長さん、一度も私の質問には答弁ございませんでした。答弁何かございませんか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の質問にお答えさせていただきます。  まず、議員おっしゃるふるさと納税を持続化給付金に充ててるというのは、間違いでございます。当初ですね、国の予算、国の交付金がないときの財源としてふるさと納税というようなことでしてますが、国からのコロナ対策臨時交付金というのが入ってきましたので、それに持続化給付金を充てていっております。だから、ほとんどがふるさと納税を使った給付ではないということをここで私の口から言っておきます。  それといろいろな地域振興策、まだまだ高野町の全体に広がってないという議員の御指摘もございました。富貴・筒香地区が、議員いわく、まだまだ盛り上がってないというようなことでございますので、これからより一層、高野町全体、また周辺集落、そして富貴・筒香地区に移住者、またいろいろな方が来ていただくようなしっかりとした施策をして高野町全体が伸びていくように、しっかりこれからも頑張っていきたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) では、このインタビューをされた、これうそやね、これ新聞社訴えたらよろしいん違います。「ふるさと納税で救済」と載ってるんですよ。「町が独自の給付金」こう載っておりますから、この記事はうそだったということでございますね。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 平野町長。30秒です。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  新聞がどう書こうとも、収入のどういう記事を書こうとも、住民に対してしっかりとした税の中、また国からの交付金を使ってまいりたいと思います。  以上です。 ○8番(所 順子) ころころころころと変えて。 ○議長(大西正人) それでは、続きまして、順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 先般このようなものを提供していただきましたので使わせていただきます。  私も、支援金の交付等についてちょっとお伺いしたいと思います。  このことにつきましては、十分知識持っておりませんし、取材したところで十分な答弁がいただけない。内容がよく分からないというところがあるんですけれども、承知していただいた中で答弁できる範囲で答弁をお願いしたいと、このように思います。  高野町から支給される交付金については、国の方針ではなく高野町の特殊事情において公平に交付金を厚くなく、薄くなく配分できるような配慮をすべきだとこのように考えておりますが、当然そういうお考えの中で計画が進められておられるんだろうと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  国は、法人の事業者に対して200万円出します。高野町もそれに同額の200万円を出しましょう。県は20万円を出しましょう。合計にしまして420万円が出されることになります。個人事業者につきましては、その2分の1ということで、国は100万円、高野町もそれについて100万円、県は10万円、計210万円の交付が計上というんですか、計画されておるわけであります。  そこで、先日、文化時報の報道によりますと、町長はこのように言っております。「納税義務を果たしている町の事業者を守る義務が私にある。ふるさと納税を活用し、年間予算の1割に当たる3億円の枠内で町独自の支援に踏み切った」ということであります。町の納税義務者から納税されてくる令和元年度の決算を見ますと、個人で1億2,790万円余り、法人で1,916万2,800円、合計いたしますと1億7千何がしという数字になるわけであります。この中で、事業者だけでなく納税してきておる人たちがおります。給料所得者、その他の方々の納税もありますので、これを差し引いたとして半額、半分と、これ半分どうかこの数字は私の考えた概算ですけれども、半分と見たら7,000万円ですね、年間個人事業者と法人事業者と収益の納税が7,000万円、それに対して国が3億円、高野町が3億円、6億円余りの資金がここへ納入される、交付される、こういう格好になります。その考え方が間違ってるかどうか僕自身も分かりませんが、どっと考えますとそんなふうに思うわけです。  そういうことですから、高野町の支援交付金をもらった、貯蓄に回ったというようなことが聞こえてこないように、また、経済効果が現れるような配慮を考えていく必要があるんではないかと、その点について担当者に特に注意して考えていただきたい、こんなふうに思います。  これの決算は、最終的には年末には確定申告の内容を検討して最終調整をして、そして交付額を決定していくと。その時点で交付額を決定していくということが望ましいんではないかな。できれば、この個人事業者に国と県と町と合わせてこれだけのもの支給しましたというような明細が出せるか、出せますといえば非常に公平なものでしょう。  しかし、それを一つ一つ出すということになれば、個人情報云々という問題でそれは否定されるでしょう。我々一番見たいところは200ほどの法人、個人事業者にこれだけの、この事業者にこれだけのものを支給しましたという明細が見れたら一番いいわけですけれども、それ見ることによって、それ公開することによって非常に公平さというんですか、正確なものが出てくるんではないか。こんなふうに私は考えます。  恐らくそれは公開されることはないと思います。なぜかと言えば、個人情報というものに重点を置かれて、それは公開しない。しかし、我々から言えば知る権利あるやんかと、その資金というのは、先ほどからも出ております、その人たちの資金ではなく公金であると、我々が管理する、我々が見届けなければいかない資金であると、そういうような意味からおきまして、十分配慮した交付をお願いしたいと、こんなふうに思いますのでよろしくお願いいたしたいと思います。  それだけの資金を投入できるのに、なぜ転軸山の森林公園の遊園地に進入していく道の補修ができないのか。高野町の施設、この高野町の施設でありますので、やっぱりそれを修理していかなければならないんではないかなと、こんなふうに思います。この通告書には写真を添付しております。写真で示しておりますように、路面の一部が水で流され、傷みが激しくなっておりまして、小さい車などでしたら腹の底をするような状況になっております。こういった町の既存の施設の整備というのは、やっぱり心がけていかなければならないと思うんです。行政の心遣いというのはこういうところになかったらいかんのではないかと、こんなふうに思います。  コロナの影響で子供たちが遠くへ遊びに行けない。こういった子供たちの事情も考えて早急に修理してくださいよ、修理しなさいよということを申し上げたいのですが、いかがなもんでしょうか。参考までに申し上げますと、あの手前の駐車場から2つに分かれて、右にとれば遊園地へ行く道、左へとれば施設の畑に行く道、この道は舗装されてるんです。肝心要の遊園地へ行く道は荒れた状況にあります。70から80メートルぐらいあるんかな、こんなふうに思いますけれども。そんなところで、この修理というものをされるかどうか、されるかどうかというよりもしていただきたい、こんなふうに思います。  また、前回も質問をさせていただきましたが、ゲートボール場の窓、外壁の修理やってくださいよと、このときの質問の回答では「修理をしなければならないということは十分承知しておる」という答弁をいただきました。一度財務と相談の上という回答でありましたので、答弁でありましたので、その後どのような考え、動き、進捗状況をお伺いいたしたいと、こんなふうに思います。  この施設は、最近社会福祉センターの指導で高齢者のグラウンドゴルフを始めて使っておられるようです。また、少年野球の子供たちが最も盛んにこの場所を使っております。ゲートボールのほうにいたしましても、先月から月例会も始めたというようなことでございます。これには10チームから11チームの参加しますと、50人から55人がそこに集うというようなことになっております。  そして、このゲートボール場の施設をお借りするために使用許可願を出すわけですけれども、その条件に許可証を届いたんです。その条件にコロナの感染予防のため十分に窓開けて換気をするようにという御指導をいただきました。そういうことでございますので、御指導いただいた職員の方々も、現状を見ておっしゃっていただいておられるんかなということであります。  次に、神谷の駅に至る道路ですけれども、ちょうど白藤小学校から下りてきて、あのきつい坂を曲がったところに倒木、災害時の倒木があるわけです。倒木の右側にちょっと崩壊したところがあるんです。ここについてはこういう状況になってるという看板が立っております。これも写真で示させていただいておりますので、写真も見ていただいたと思うんですが、この通告書を出す2、3日たってかなと思うんですけれども、私ここを通りますと、木の先の部分を切って整理されておりました。抜本整理ではありませんが、車通るのにほぼ支障なく通れるような状況にしてくれてありました。  これについては地元の人がしてくれたんかな、あるいは道路を管理する役場の職員がやってくれたんかな、その辺はよく分かりませんが、現状はそのように若干復活しておりますが、抜本解決はしておりませんので、これにつきましても一度御検討いただき、早急に復旧していただきたいこのように思います。  やっぱり役場のこういった施設というのは、普通であれば別に問題ないんです。何かがあれば気になるんです。そしてそこに批判が出てくるんです。いつまでこんなんほっとくんよ、何でこれを修理せえへんのよという問題が出てまいりますので、その辺につきましては、やっぱり当局におかれまして十分御配慮をいただきたいと、このように思います。  例えて申しますと、軽自動車、自動車が必要あって買うようになりました。必要に応じてその自動車を使いました。車検の日が来ました。車検せずに、なぜその後その車を使うのか、こういったことがあってはいけないというのが私の考えでありますので、その点をお考えの上、御答弁いただきたいこのように思います。よろしくお願いします。 〇(執行部席で話し声あり) ○議長(大西正人) 発言中、あまり大きな声でしゃべらない。  茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、御質問していただきました高野町事業継続化支援金の在り方ということで、今、議員がお話をいただきました令和2年2月、3月の確定申告を待って、昨年と比べて足らずを給付すればいいんじゃないのかというのは、確かに理想的な方法なのかなというふうには思います。  ただ、やはりコロナ禍ということで、3月から4月、5月、6月と緊急事態宣言のほうがあって動けないという中で、やはり大きく高野町内、やっぱり参拝観光で生きているまちですので、もうシャッターが閉じて人もいないということで、全くのゼロに近い状況になってしまっていたかと思います。やはりその中を乗り切って、生き残っていっていただく必要があるということで、やはり国、申請をしていただいて、法人だったら200万円、個人だったら100万円最大いただけます。その後、和歌山県の分につきましては、人数に応じてということで、5名以下の事業所については20万円、6名から100名までは30万円ということで、町内の事業所については恐らく大体は5名以下ということで、20万円程度の支給になってるのかと思います。それをいただいていただく。  そして、6月の議会でも御質問があって、町もそんなに待っとったらあかんやろうということも含めて8月3日から発動させていただきましたが、9月15日に国と同額、国が200万円だったら町も200万円、個人の場合でしたら100万円だったら100万円というような形で支給をさせていただく、それによって何とか耐え忍んでいただいて、これから秋の観光シーズン、そういったところで観光客、参拝観光客が増えてくる中で、ふだんどおりの経済活動をしていただいて利益を上げていっていただくという方向かと思います。  それで、高野町の事業継続化支援金につきましては、11月30日を閉め切りにさせていただいております。これは、やはり1月1日以降になりますと、税金の関係が年度が変わってしまうというんですかね。対象年度が変わってしまうので、やはり令和2年度においてコロナ禍で傷んでるということで、その中で支給をさせていただいて、それを令和2年度分ということでしっかりその他収入に申請をしていただいて、それに応じて必要な税金をお支払いいただく、そういう方向性にしていくのがベターということで、そうさせていただいております。  議員おっしゃるとおり、いろいろな考え方があって、こうしたほうが平等じゃないかというのももちろんあるんですけれども、一旦こう決めて動かさせていただけなければ、本当に困っている方の給付が遅れていくということもありましたので、この方法で進めさせていただきました。御理解をいただければというふうに思います。  それと、高野山森林公園、ここの林間イベント広場への進入路、これが非常に悪い状態だということの御指摘がありました。私も、現地二度ほど行かせていただきまして状況確認をさせていただきましたが、わだちが深くなって確かに真ん中が高くなりますので、最低地上高の低い車であれば少しするかなというそういうところになっております。  あの場所につきましては、過去においても何度かこういう御指摘があって補修工事をやっております。砕石を入れて、低いところを埋めてということをやってはおるんですけれども、地形上どうしてもあそこ上から雨が流れてきてしまって、かなり水で土を押し流してしまう都合があって、掘れやすいというそういう地形かと思います。それを小まめに修理、修復ということなんでしょうけれども、こちらの至らぬ部分もあって、現在ちょっと深くなってるというのは事実で、そこの点についてはおわびを申し上げなあかんかなというふうに思います。  ただ、あの進入路ですけれども、上にログハウス、それとバーベキュー棟があって、基本的にログハウスに泊まられる方やバーベキューを利用する方、こういう方については物品を運んでいく必要があるということで、車で上まで上がっていく、ログハウスの横に車を止めるスペースがあるので止められるということで利用していく形かなと思いますが、この林間イベント広場のすべり台、あそこの大きなすべり台があって、地域の方はバーベキューやログハウスに入る人がないようなときには、上に上がられて利用されてるのを分かっているんですけれども、専用の駐車場というのが設けられていない。基本的には専用の駐車場というのは、森林学習展示館前の大きな駐車場、トイレの横の駐車場ということで、もちろん私たちの管理のほうの問題もございますし、するんですけれども、もしよければ、このしっかりとした森林学習展示館前、公衆トイレの駐車場に車を置いていただいて、大きなすべり台のところまで徒歩で上がっていただけたら一番ありがたいかなというふうには思います。  ただ、御指摘をいただいた実際に傷んでるということが分かっておりますので、今後機会を見て、この部分には何か補修の作業をさせていただかないといけないかなと思っておりますが、やはり費用の要ることですので、先ほど議員が言われたように、結構な延長があります。あれを全て補修をしてコンクリート、アスファルトというと、なかなか大変な作業になってまいります。そういったことも踏まえて、どういう補修の方法をいつするかということは、少し考えさせていただいて対応させていただきたいと思いますので、お時間をいただければというふうに思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 私のほうからは、ゲートボール場の窓、外壁の件について御説明させていただきます。  議員おっしゃるとおり、3月の定例会の一般質問において同じ内容を質問いただいております。私も4月、課長になりましてから二、三度現場を見せていただいておりまして、先日も、地元建設業者と同行いただいて、どうにか改修する方法がないかなということで確認にも行ってまいりました。状態といたしましては、南側といいますか、大学のグラウンド側の窓が、窓といいますか、地面が地盤沈下をしているような状態で、側溝もめくれ上がっているような感じで、窓が少し部分的にはV字に角度がついてきてると、状態としては非常に不安だなと、怖いなと思って見せていただいてるようなところです。  コロナ対策ということをおっしゃられましたけれども、三方向、それ以外の三方向の窓、そしてドアについては開閉が可能ですので、6月以降施設をお使いいただくことになりましたが、使う際はそちらのほうを開けていただいて、換気をお願いしているようなところでございます。  そもそもは修繕工事につきましては、換気ができるできないというレベルの問題ではなくて、危険度がどうかということにもなろうかと思います。今後の、ただ、建設業者さんのお話でもちょっと建物を一旦持ち上げて、地盤の基礎の関係も確認しないといけないというようなアドバイスも頂戴しておりますので、今年度中にしっかりとした見積りを取って、今後の利用計画の把握をしながら、来年度予算で取り組んでいけるか検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) あちこち飛んで回答いただきました。  支援金、給付金等につきましては、今御説明いただいた内容で理解するところであります。どうしても、こういったものにつきましては、住民の人というのは関心持っております。私は100万円もらいました。私は80万円しかもらいませんでしたというようなことを聞くわけですね。そういったときに、我々としたら、こういうことでこないなっとんやという説明をしてあげたいんですけれども、ただ聞いておる状況であります。  そういう中で、最終的に公平であったか公平でなかったかということについては、配布される、計画される職員の人にお任せしたいとこのように思います。そういうことに十分注意されてやっていただきたい。しっかりした支給配分マニュアルというんですか、方程式というんですか、そういうものの立案した中でやっていただきたい。こんなふうに思います。本件につきましては、また気がついたときにはまたいろいろお尋ねして、お教えをいただきたいとこのように思いますが、よろしくお願いいたします。  それから、近隣公園の遊園地への進入路につきましては、これで僅かなところやからコンクリートで舗装したりよと、資材運ぶのにもあの車、あの道を中まで入ってくるんやから、コンクリート舗装ぐらいしたりよというような気持ちなんですが、下の駐車場に車を止めて歩いていってくださいよという説明もいただきましたですけれども、当然そうあってしかるべきやと思います。にもかかわらず、やっぱりあの道を通って上へ上がるということについてでも、今の状態で歩かすのか、ちゃんと整備した中で歩かすのか、そういうことにやっぱり気配りをしていただきたいとこんなふうに思います。  施設が、さっきも言いましたけれども、施設が普通であれば何でもないんです。何かちょっと異常があれば、そこに気づいて批判するんです。それが批判として聞こえてくるというようなことにもなりますので、近隣公園の進入していくあの道ぐらいのコンクリート舗装できませんか。隣の施設の道路はそこから2つに分かれるところも舗装しておるんですよ。そういうようなことですので、民間と町との開きがそこにも見られるということでございますので、一度予算化していただいて、それくらいのことをしてあげてほしいなとこのように思いますので、よろしくお願いいたします。  ゲートボール場の問題ですけれども、実際我々ゲートボールする、行ってさせてもらうことにつきましては、窓が割れてる、こけてるというそんなものはどうでもいいんです、実際言うたら。しかし高野町の施設です。みんな集まってここでゲートボールやってくださいという物言いしたときに、皆さんはどんな感情でおられるんかなと思ったときに、やっぱり高野町の施設ですから、ちゃんとした状態に保っておくということが大事であります。  あの施設につきましても、ゲートボールの老人クラブのほうといたしましても、砂を入れるために何十万円というお金も使っております。そしてボールを打って跳ね返る壁のところのゴムが外れたということで、この修理もやっております。接着剤につきましては、役場のほう買ってくれましたけれども、職人さんの費用なんかはそういうところから出しておる。皆さんが集まってきてくれた中の会費が積み立てられておりまして、そういう金を使っております。  そして、いわゆる南側の窓枠の下の外壁ですね、あれも割れて、手を入れたり抜けたりするほど穴が空いておったんです。これは前のときにもそのように申し上げたんです。これを何とか穴ふさがれへんかなと考えたときに、近所に建設に来ておられた人が仕事終わって帰られるときに、モルタルをたくさん積んであったんです。これどないするんですかと、もうほるよりしょうがないというんで、これをくださいよと、そしたらあげよということになった。そやけど、これを詰めてこないすんの我々でけへんのでちょっとやってくれへんかというようにお願いしたら、よっしゃ、よっしゃとは言わんと昼から行ったらちゃんとしてくれてあったんですね。穴詰めて、今見ていただいたらその隙間は皆詰まってます。それで、また会費のほうからお礼を包んで持っていったら、もう職人さんらが皆引き上げていなかったということもありました。そういうことにつきまして、我々といたしましても、そういう使い方をさせていただいておるということを御披露させといていただきたいと思います。  あそこのゲートボール場については、そういうような意味におきまして、許可証の中にもいろいろ書かれております。物を置くなとか、たばこを吸うなとか、芝生を傷めるようなことをするなとかというようなこといろいろ書いてくれてありますが、我々はそういうことを守って、あの施設を使っております。  しかしながら、だんだんだんだん山内の人も使う人が少なくなってきたので「少年野球の人たちが雨の中キャッチボールするんやったら、この中でキャッチボールぐらいやったらできるやろう」と僕が一言言ったことが、今盛んに使われるようになって、もう少年野球の子供たちが盛んに使っておられます。上のガラスを割ったこともあります。上のガラス割れば13万円ほど要るらしいです。それは保険を掛けておるから直せたというような話も聞いてます。そして、天井にはたくさんのボールがもう引っかかってあるんです。あれは取りにいくことできませんからね、数えただけでも10個や20個あります。そしてライトも1つ消えております。少年野球の子供らはライトが要りますけれども、ゲートボールやる連中らはあまりライトをつけるということもありません。  そういうふうなことで、辛抱しながら使っているというようなことでありますので、盛んに使っておられる施設については御配慮いただいて、批判の起こらないような状態に保っていただきたいこんなふうに思います。南側の窓あけんと、ほかの三方開けてやったらええやんかというようなお話もありましたですけれども、そのようにして使っております。十分配慮した中での何十年て続いたこの白寿杯の再開を始めたというようなことでございますので、そういったこともお考えの中で、ひとつ予算を回していただいて御修理をいただきたいと思います。  あそこの窓枠の基礎等については、一度修理されたことあります。修理されてからもあまりまだ間がたっていなんじゃないかと思いますが、次々と基礎が下がったもんやから、ガラスの窓枠が外れて下に落ちて壊れるというような状況があって、何回か高野町のほうも直されたとこのように思っております。
     そういうふうなことでございますので、ぜひひとつ、今年中に見積りを取ってということでありますので、早急に考えていただきたい、そんなふうに思います。  それからですね、この神谷へ通じる神谷の駅に通じるこの災害の後の状況がまだ完全に復旧されてないんですけれども、これについてはいかがですか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  10番議員さんの御質問でちょっと繰り返しますけれども、神谷駅に至る倒木の整理と崩壊箇所の復旧について、まだ通行の気配りと、なぜ復旧が遅れているかという御質問について説明させていただきます。  まず、倒木についてです。原則としましては、所有者による処理をお願いいたします。しかしながら、現状としては、通行に支障が出る場合は放置していると危険を及ぼすことから、やむを得ず、やむなく道路管理者で処理をせざるを得ない状況で処理のほうをさせてもらってます。  また一方で、問題としましては、電線、電話線にかかっている場合、やはり感電とか断線の危険があるので、道路管理者では処理はできません。よって、関電及びまたNTTによる処理が必要となります。今回御指摘のあった箇所についても、電線にかかっていたため、電線管理者に処理を依頼しており、電線にかかった部分については、先月8月19日に処理をしてもらっています。  また、山手側の崩壊箇所についてです。こちらのほうは幅員を侵してないということで、範囲が少ないということもありますし、また、道路のほうもカーブでないため容易に確認は可能と見受けられます。仮に除去を試みた場合を想定しますと、風倒木の根の部分があるために、除去した場合は、特に崩壊後直後はのり面が安定してないため二次災害が発生するおそれがあると考えられます。よって、決して復旧が遅れているということではありません。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 課長のほうから答弁いただいたんですけれども、どうしても町民が使用する道路でありますので、いろいろそういった制約があろうと思いますけれども、それも交渉していただいて最善を尽くしていただきたいと、こんなふうに思います。よその土地やから、よそのものやから手をつけられない、手をつけられないんであれば、町民の使用する道路でありますので、十分相談に乗っていただいて善処していただきたいこんなふうに思います。  それとですね、近隣公園の遊園地の道路等のコンクリート舗装というのどうですか、やる気ありませんか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 一体幾らかかるのか、そういったこと見させていただきたいと思います。今すぐに、するかせえへんかと言われてもなかなかちょっと難しいと感じております。少し一体費用が幾らぐらいかかるのか、それを調べてまた町長とも相談をさせていただきたいなと思いますので。検討というか金額ははじいております。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員の御質問にお答えさせていただきます。  転軸山公園の奥の公園、またバーベキュー棟のあるそこに通じる道というようなことでございますが、あそこの管理ですよね、全体的に、今後どのように使っていくのかというところを、今担当課のほうでも知恵を絞っておるところでございます。なかなかお客様からの要望もあるんですが、公園内で人に泊まっていただくというような状況にはまだなっておらないのが事実でございますので、将来的に、もう全部とっぱらってオートキャンプ場にするとか、そういった形にするほうが、以後管理もしやすくなるのではというような、これは個人的な思いでありますので、今後は担当のほうでそれを考え、それに付随するような形で、その通路を改修できたら改修ということも考えていきたいと考えています。  また、ゲートボール場の話でございます。私も少年野球等で、また盆踊り等で、あそこの空間を使用させていただいておる当人でございます。南側のブロック基礎のあたりが非常にいびつになって、窓もあかないというようなこともございますので、一度、福祉保健課長が先ほど言われた、説明したように、大体どれぐらいの費用がかかるのか、最低限の見積り等でできるようでありましたら、これこそふるさと納税を使って危険回避、安全に使えるように整備し直していきたいというふうにも考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) そういうことでございまして、今御指摘申し上げました課長等についても、まだかまだかということのないように動きをしていただきたい、これを申し上げておきます。  ちょっと横道にそれますけれども、ふるさと納税、このふるさと納税という制度は私は非常に好きでありませんでして、この前、世耕先生が来られたときにもその話をいたしました。私のふるさとというのは外にはないんです。高野町なんです。私が納税するこれだけの20%というのは、よそへ持っていくことができるんです。しかし、よそへ持っていくふるさとがないから、僕はここへ置いてるんです。この資金というのは高野町にあるわけです。納まっているわけです。だからといってその部分について返礼品やるわよというような話は一度もありません。  そういうふうなことでございまして、ふるさと納税というのはふるさとにお世話になったから、外へ出ていった者がふるさとへそれだけの納税をするんやと。本人は一銭も損得ないわけですね。損するわけじゃないわけですよね。ここへ納めるやつの今回をふるさとへ納めるということですから、そういうふうな意味におきまして、ふるさと納税等につきまして、あまり欲を持たないということが大事であるんではないかとこんなふうに思います。これは私のふるさと納税に関する感想であります。  それと議長、1件通告してないんですけれども、今ちょっとお尋ねしときたいところがありますので、よろしいですね。 ○議長(大西正人) 通告外は受け付けないというふうに決めております。質問の内容を変えていただくことになります。 ○10番(﨑山文雄) 質問するという内容については通告しておりませんので、一部始終報告せいという内容じゃありません。ただ、平素の業務の中で知っておられることをこうですということをお伝えいただいたらいいということで、答弁しないということになれば、何かけんかみたいなような格好になりますし、その点はいかがですか。 ○議長(大西正人) これは約束事でございます。通告のないものをここで許してしまうと、またそのような事態が起こりかねますので、このあたりは質問を変えて、通告にあるような内容に沿って質問をいただきたいと思います。 ○10番(﨑山文雄) それでは、通告のない件については質問をできないということであります。そういうことでありますので、行政にしてでも議会、委員会においてでも、不自然な、不都合な問題がいつまでも解決せずに残っていくということが非常に残念であると、私はこのように思います。  本日も御質問申し上げました件等につきましては、重複しますが、ゲートボールの件につきましてもそういうことでございますので、高野町の施設として使われる人が何の違和感もなしに使える。窓枠の心理ということがありますね、そういうことも頭に入れていただいて、ひとつ御配慮をいただきたいこのように思います。  子供たちが遊ぶ遊園地等の施設、施設については問題ないですけれども、そこへ行く道路等につきましては、ちゃんと整備されてるのとされてないのとで、非常に使用する人たちの感情が変わってくると思いますので、これも十分御配慮いただきたいと思います。神谷の駅に通ずる道路のあの問題につきましても、写真を提供させていただいておりますので、何とか御配慮していただければとこんなふうに思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  どないしたらいいかな。もう一度担当者のほうから、もう一度このようにします、このように考えますという答弁をいただけないでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員の﨑山先生に、再度になりますがお答えいたします。  先ほど、私のほうからゲートボール場に関しては、高齢の方々がよく使っていただいている、また、少年野球子供たちもたくさんの日で使用していただいているというところで、南側の窓が開かないというのは私も承知しておりますし、もしか窓が落ちてきたりしたら、非常に危ないというふうにも考えていますので、先ほど申しましたとおりに、見積りを取らしてできる、すぐできる範囲であれば、それこそふるさと納税を充てさせていただいてかかりたいというふうに先ほど申し上げさせていただきました。  それと、神谷の木の件ですが、うちのまちが管理する路面ですね、そこに関してはしっかり手だてしておるというところでございます。先ほど課長が説明したとおりです。電線にかかっておれば関電、NTTの線にかかっておればNTTが切りに来る。関電の線にかかっておれば関電が切りに来るということで、処理をそれぞれ分けてしていただいております。しかし、山から出てきてる材については、当町でさわることはなかなかできません。それこそ他人の物件を勝手に処理するというようなことになりますと、法的にもいいものでもないというふうにも思いますので、現段階で高野町としてできる倒木の処理は、あの区間においてはきっちりやっておるというふうに思います。  以上です。 ○議長(大西正人) ほか答弁ございませんか。  ないようです。 ○10番(﨑山文雄) 公園の道についても再確認、舗装できるか、できんか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 再度御答弁させていただきます。  あそこの奥のところにログハウスが何軒かあります。何回か修理もして、人が泊まっていただくようなことにもしておりますが、宿泊するイコール管理人を置かないといけないとか、そういったいろいろな縛りがある中で、うちがしっかりと整備できてない、人の管理が置けないという状況で、今あそこでの宿泊というのは全部止めておるというようなことでございます。それをしてしまうと法律に違反しますので、宿泊は受けられないということで今やってます。  今後ですね、あの施設を全部とっぱらってオートキャンプ場のようなものにすれば、いろいろな面で管理もしやすいのではないのかなというふうに思います。その段階で、あの通路50メートルか100メートルかありますが、あの通路をどうしていくかというのを本腰入れて考えていきたいというふうにも考えます。応急的な処置というのは、担当課長が言ったように、砂利を入れるとか、コンクリートまではまだどうするか分かりませんが、全体像を見た中で、この道はどうあるべきかというのをしっかり考えた上で、予算をつけていきたいと考えていますし、そのときは議員の先生方にも御協力、御理解いただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) いろいろ答弁いただきましてありがとうございました。しっかり答弁を把握しておきたいと思います。  公園へ入るあの道等につきましては、手を加えられたなという程度で、とにかく改修しておいていただきたい。今のままほっておくんじゃなくて、そういう話があった。だから現場を見て、何ら通れる範囲に土でいけ戻したとか何とかという作法をお願いしておきたいとこのように思います。  いろいろと御質問させていただきました。答弁いただきましてありがとうございます。まだ忘れておるところがあるかも分かりませんが、ひとまずこれで終わらせていただきます。 ○議長(大西正人) しばらく休憩いたします。  3時30分からお願いいたします。            午後 3時19分 休憩            午後 3時34分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼します。  私はこの9月議会におきまして、新型コロナの流行により遅延している高野町学びの交流拠点整備事業について質問をします。朝から6時間がたちましたので、若干疲れております。単刀直入に質問しますので、明確に答えていただきたいと思います。  まず、事業の進捗状況について伺います。  新型コロナの流行により事業は遅延していますが、開校はいつ頃予定されていますか。また、予算の上限は47億円と設定されていますが、オーバーはないですか。  もう一点、6月に通学路の質問をしましたが、開校すれば土・日、祝日、長期休暇を除き毎日100名前後の児童生徒が登校しますが、本当に今のままのラバーグリーンベルトの設置だけの通学路で安全が確保できるのか疑問に思われます。前回は、建設課の課長の答弁聞かせていただいたんですけれども、教育委員会としての答弁をお願いします。  2点目は、7月27日から対象除外されていたふるさと応援寄附金が再開されました。現在の進捗状況を伺います。  あとは自席にて質問させていただきます。 ○議長(大西正人) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 失礼いたします。  私からは、教育施設再整備事業のソフト面であります小中連携教育全面実施に向けての進捗状況を御説明いたします。  まず、小中連携教育を推進する目的といたしましては、小中学校教職員全員が義務教育9年間の教育活動を理解することで、9年間の系統性を確保し、教育基本法、学校教育法に新たに規定されました義務教育の目的、目標に掲げられております資質、能力、態度等をよりよく養えるようにしていくことと考えております。つまり小中学校の教員が徹底して共同し、児童生徒の学びの系統性と連続性を保障した9年間一貫した指導を行うとともに、15歳の姿を共有し、その達成に向けた教育を教員一人一人が当事者として責任を持って行うことと考えております。  こうしたことを踏まえまして、様々な取り組み内容を実施してまいりますが、中でも本事業の中核は、ふるさと教育と英語教育と考えております。ふるさと教育はふるさと高野山を誇りを持って語れる子供を育てるために、高野山の過去、歴史を知り、現在を把握し、未来について考えるという学習を9年間を通して行ってまいりたいと考えております。  次に、英語教育につきましては、9年間の学習の成果として、中学校卒業時にどの子供も英語を話せるようにすること、このことを目標と掲げました。そのためには、自信を持って英語指導ができる教員を養成しなければなりません。そこで全ての教員に対し指導計画の作成や指導方法など、英語指導のノウハウを伝授してくれる専門的な組織、専門家の力を借りることが大切であると考えました。  現在その条件に合う組織を見つけ出し、今話し合いを始めております。その組織はブリティッシュ・カウンシルという団体であります。この組織は英国の公的国際文化交流機関で日本にも支部が置かれております。また、文部科学省が主催する英語指導教員研修を中心となって実施したという実績もございます。この組織の力を借り、私どもが掲げる英語教育の目標を達成してまいりたいと考えております。これにはお金もかかります。これから詳細につきまして話し合いを重ねてまいります。今後、詳細な資料をお示しし御説明をさせていただきますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼します。  5番議員の御質問について説明させていただきます。  先ほど教育長がソフト面のほうを御説明させていただきましたので、私ハード面ということで御説明させていただきます。  まず、進捗状況ということで御説明させていただきます。  新型コロナウイルス感染予防により、緊急事態宣言を受けて事業スケジュールの見直しを行っております。その理由といたしまして、設計事務所等がテレワークなどを導入してまいりましたが、テレビ会議等になれていなかった結果、協議が迅速にできなかったこともあり、提案期間の延長要望がございました。  そして2つ目に、県を越えて移動制限があったために、現地説明会の予定ができなくなってしまいました。  3つ目に、4月の時点で全世界の流行や第二波の懸念などが起こったことで、資材の供給が不透明になったためでございます。  それで、その見直し後の進捗状況ということで、事業者募集を5月25日から開始いたしまして、ホームページや役場の掲示板PPP、PIF協会の協力を得てサイトに懸案登録する形で公表いたしました。  2番目といたしまして、現地説明会を6月23、24に行いました。参加事業者数は9社でございました。  3番、参加事業者の参加表明受付を7月6日から10日とし、4グループの参加表明がございました。そのグループにつきましては、参加を認めております。  4番目として、追加現地視察及び中間サウンディングを8月3日、4日に実施いたしましてその4グループ参加全ていただきました。  5番目といたしまして、現在各グループ提案書提出に向けた検討がなされている中で、発生した質疑について回答をしたり、法的な協議等を事務局及び関係部署と連携して行っている状態でございます。  そして最終、その期間的な変更なんでございますけれども、提案期間というのを3か月から5か月といたしまして、そしてプロポーザル審査を8月中旬から11月初旬、そして事業完了を令和5年11月末としていたものを令和6年7月末に変更いたしております。これにつきましては、今年の6月において御説明もさせていただいております。  そして、47億円オーバーしないかというところでございますけれども、オーバーをしないように事業を進めてまいります。  あと、通学路の件でございますけれども、今の教育の案といたしましては、役場付近からバスの運行というのも1つ考えて、バス運行というのを案として考えております。ただ、ハード面といたしまして、ハード面というかこの道の拡幅というのは非常に難しいところがありますので、一番今現実的なものといたしましては、役場付近からのバス通学というのが一番案としては現実的かなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) まず、教育長のほうから、ソフト面でふるさと教育と英語教育二本立てで、しっかりと子供たちに教育をつけていきたいというお言葉、私も英語は10年間頑張ってきたと思うんですけれども、いまだに話せません。そんなことのないように、今の子供たちやはり「鉄は熱いうちにたたけ」ということわざがございますように、小さいときからやっていけば、必ず6年、7年後には話せるような子供たちに成長していってくれるんではないかなと思っております。  それと昨日でしたか、高野町でプログラミング塾が開校するというようなこと出ておりました。多分授業も入ってくると思うんです。プログラミングというのも大事な教育になって、これからの子供たちにとって大事なことに、教科になっていくんじゃないかなという気はしております。またそちらのほうにも力を入れていっていただけたらと思います。  それと、プロポーザルの参加企業は9社ということで、4グループに分けてこれから絞られていくと思うんですけれども、校舎建築は令和6年7月一応開校ということで、休み中に子供たちを引っ越しというんか、するようなことお聞きしました。予算の上限は47億円と設定をされてましたが、これはオーバーすることないということで安心も得心もいたしました。  通学路、6月議会にも、あのままで通学路大丈夫ですかというような質問させていただいたんですけれども、この役場からバス、通学バスでピストン輸送するというような今お話も聞かせてもらいましたが、ピストンも時間のずれがあるので大変かなと、子供たち100名ですので、4往復ぐらいしたらいけるんかな。子供たち、確かに上野山さんとこの前の辺り道は非常に狭うございます。せっかく新しい校舎ができて、頑張って勉強しようという子供たちが万が一事故に遭ってしまったら、もうどないもなりませんので、その通学バスやっていただくとか、そんな手だてしっかりと考えていっていただきたいと思います。  それと、2点目は、7月27日から対象除外されていたふるさと応援寄附金が再開されました。現在の進捗状況を伺います。新しい取り組みはありますか。1日の議会の初日、企画課長から聞かせていただいたんですけれども、8月31日現在で、436万円の応援寄附金が集まっておりますというのは聞かせていただいております。それ以外に、これは売り物やというような何か新しい取り組みございましたら、この場で説明していただけたらと思います。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) ありがとうございます。  ふるさと納税のその後ということですけれども、議員おっしゃるとおり、7月27日からふるさと応援寄附金の受付を再開しております。去年返礼品の基準が改訂されまして、地場産品の基準というのが大変厳しくなってます。高野町でも、今まで地場産品ということでいろいろ出してきたんですけれども、今年、今の時点では例えば富貴産ホップを使ったクラフトビール、天空般若ですとか、あと高野松茸、富貴・筒香の高野松茸、あとごま豆腐ですとか森林セラピーの体験などを返礼品としてスタートしております。昨日の時点で127件御寄附をいただいておりまして、金額が646万8,000円になっております。7月27日からの1か月間で大体500万円程度御寄附をいただいているということで、これから年末に向けて、もう少し件数、金額が増えてくるのかなということで期待をしているところです。  できるだけ地場産品、高野町の産品で何とか寄附金額を集めたいということで、担当もいろいろ頑張っておるんですが、もともと地場産品の少ないまちということで、いろいろ工夫をしてやってきたんですけれども、前回からお願いして出していただいてます秋山時計店さんの時計ですとか、あと、高野町観光協会さんが独自に開発されてます高野山トクトク周遊セットですとか、そういった旅行商品も今一生懸命力を入れているところです。  今後のことになりますけれども、高野山にお越しいただく限定の旅行のチケットですとかというのを目玉商品にできたらなというところです。これについては今いろいろな旅行業者と相談をしているところで、今の時点ではまだ返礼品としては出せてませんですけれども、ぜひ返礼品の1つにしていきたいなと思っているところでございます。ちなみに今、一番人気で集まっているのは高野松茸になっております。コースが2つあるんですけれども、2つ合わせて40件少し、高野松茸で御寄附をいただいているというところです。これは今申し込みいただいて、収穫の時期に発送ということになります。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。
    ○5番(中迫義弘) 新しい品物もたくさん準備されてる。特に主立ったものでクラフトビール、天空般若って私もこの間申し込みさせていただいたんですけれども、明日いただくの、あさってか、いただくの楽しみにしております。  この間、富貴のほうへ回りますと、ホップがすごく育ってたように思います。また、収穫祭は今回はちょっと無理かなとは思うんですけれども、あのホップを使って、また新しい天空般若ができるのを非常に楽しみにしております。  それと、新商品として高野に来られるチケット、これは許可なりそうですか。いかがなものでしょうか。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼します。  総務省のルール的にはオーケーということです。ただ、今、その商品を作ってもらえる旅行会社と話し合いが終わってないというところで、ぜひ商品化に向けて今検討しておるというところでございます。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) この3月、4月から、高野山道路を下っておりましても、観光バスと一切出会わない。ここ最近、昨日、おととい、1台、2台と行き交ってちょっと緩和されてきたんかな、ちょっと出入りが多くなってきたんかなというような感じ持たせてもらってます。このチケットが爆発的な人気を博して、高野のほうにどんどんお客様が来られることを非常に期待しております。  それと、件数が127件で647万ですか、集まったと、やはり高野のネームバリューというのは御大師様の力というんですか、すごいものがあるなと改めて関心もしました。これが、今後もっとたくさんの人に、ふるさと応援寄附金いただけるように頑張ってもらえたらと思います。  それと最後になりましたが、先日私のところに一本の電話がありました。内容は、小学校、中学校、保育所、公民館、図書館を含めた複合施設建築を計画中と聞かせてもらいました。予算を使って建てるからには、この施設で学習したいと他町村から移住してくるような施設をお願いしますと、町長さんにお伝えしてくださいとのことでした。予算的なこともありますので、ハード面、ソフト面を含めいい施設ができるよう伝えますと電話を切ったことを申し添えたいと思います。  また、今回再開されたふるさと応援寄附金は、本町のような財源の少ないまちにとりましては、非常にありがたい制度だと考えます。義務教育無償化等の事業継続、新規事業立案のためにもうまく活用し、互いに知恵を出し合って進めてもらうことをお願いし、質問を終わりたいと思います。答弁があればお願いいたします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員の御質問にお答えさせていただきます。  まず、教育施設再整備のお尋ねがございました。この件に関しましては、先ほど教育長、次長が申し上げましたとおりでございますが、やはりハードだけをしっかりつくるのではなくて、中身、どういった教育を高野町としてしていくかということが、一番これからの高野町の行く末にかかってくることかなというふうにも思います。議員おっしゃるとおり、他町村からでもあの場所で教育を受けたいなというような施設にしたいというのは、私も当然思っているところでございます。  人口減少を考えますと、高齢化率でいいますと、和歌山県の市町村が30市町村あります。その中で高野町は7番目の高齢化率ということで、少し若返り、以前は4位やったんですけれども、5位、6位、7位ということで、ちょっとずつ後ろにいって、もうちょっとでかつらぎ町よりも高齢化率はましになるのかなと思います。その裏づけとなるのが、それぞれ結婚、家庭を持たれている方が、子供をしっかり育てていただく環境がしっかり整ってきたというのと、あと移住者ですね、移住してこのまちに暮らしていただいて、高野町で勉強していただくというような形がちょっとずついい流れになってきておるのかなというふうにも思います。  まだまだ努力はしなければなりませんが、そういった形で移住してくる方もしっかりと受け止めて、教育を受けていただきたいというふうにも思いますし、重ねた発言になりますが、先生言いますように、このまちに高野山の小中、こども園からでもいいので、あそこに行って勉強してほしいなと、勉強させたいなというような施設に、ぜひつくっていかなければならないというふうにも思います。  ただただ建てて、はい、授業受けてくださいねというのではなくて、ここで勉強したいというのを日本全国中に情報発信して、いろいろな方々がこの高野山の総合の学びやを目指してこれるような環境づくり、少しコストはかかるかも分かりませんけれども、教育長が言っておられるようなブリティッシュ・カウンシルのような制度も取り入れたりして、特色ある教育を今後していかなければ生き残れないというふうにも思いますので、しっかりそのあたりは進めていきたいというふうに思います。  それと、ふるさと応援寄附金でございます。一時はもうどうなるかなというふうにも思いました。総務省ともいろいろもめたりした中ですね、泉佐野の千代松市長が勝訴を勝ち取っていただいたということで、高野町の進めていましたふるさと納税の制度というのは全然悪くない、正当化されたというようなことに最高裁でおっしゃっていただきましたので、今後自信を持って、去年、おととしのような額には当然なりませんが、平成26年、27年度ぐらいの額にはなるように、しっかり目指していきたいというふうに考えております。  一生懸命頑張らないと、ふるさと応援寄附金、当然学校建設も一部、一部ですよ、一部当然使うことになります。また、地籍調査ですね、地籍調査100年かかるのを30年に短縮したんですが、もう15年でもう終わってしまおうということで、15年にするための財源にも充ててます。  あと、細かいこと言うたら、どっさりもう予算書で言えば、20も30も40も、ふるさと応援寄附金が充当されている事業もありますので、それを来年、再来年で止めるんじゃなくて、高齢者のために、また子供のために、また生産者15歳から65歳までの人のために、しっかり町としてふるさと応援寄附金を順次使っていけるように、毎年ふるさと納税を努力して財源を確保してまいりたいというふうに思っておるところでございます。  地場産品が少ない本町ではございますが、県内のいろいろな市町村とタッグを組んで、それぞれ相乗効果を出しながら、和歌山県全体のふるさと納税基金が増えていくように、30市町村で協力して進めてまいりたいというふうに考えます。  以上です。 ○議長(大西正人) よろしいですか。  これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りします。議事進行の都合により、明日8日は休会としたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。したがって、明日8日は休会とすることに決定しました。  本日はこれで散会いたします。  御苦労さまでした。                午後 4時03分 閉会...